つい最近までは気にならなかったのに、急に目の下のふくらみが気になりだしたという方もいらっしゃるかもしれません。
今回は「急な目の下のふくらみは老化のサイン?」「改善することはできる?」など気になる疑問についてご紹介します。
目の下のふくらみはどうしてできる?
眼球は、眼球の収まる頭蓋骨のくぼみ(眼窩骨・がんかこつ)の中にある眼窩脂肪によって支えられています。
しかし、下まぶたの弾力や、眼球を支える眼輪筋が低下すると、目の下にある眼窩脂肪が前方へせり出してふくらみができます。
眼窩脂肪がせり出すことで、目の下と頬の境目に溝ができ、影となることで老けて見えたり疲れて見えたりする原因となります。
この目の下のふくらみは「黒クマ」や「影クマ」と表現されることもあります。
多くは、加齢によるものですが、若い方でも生まれつき脂肪の量が多すぎる場合は目の下のふくらみの原因となります。
ただし、黒クマや影クマは目の下のふくらみだけが原因ではないケースもあります。
目の下からほうれい線の上のあたりにかけてメーラーファットと呼ばれる脂肪があります。
このメーラーファットが痩せている場合は、目の下と頬上の境目に段差が生じ、クマとなるケースがあります。
目の下のふくらみをセルフケアで防ぐことはできる?
目の下のふくらみは、眼球を支える眼輪筋を鍛えるエクササイズやマッサージ、アイクリームを使用するなどのスキンケアの見直しなどで改善が見込める場合があります。
ただし自己流のマッサージはたるみの悪化につながってしまう可能性もありますので、医療機関を受診してまずは相談してみることをおすすめします。
目の下のふくらみは医療機関で効果的に改善できる
「セルフケアでいろいろ試したけれど効果がない」「かえって目立つようになった」と悩んでいる方も少なくないと思います。
目の下のふくらみは加齢による原因も大きいため、セルフケアだけでは大きな改善が見られないこともあります。
目の下のふくらみは見た目の印象を左右するため、より効果的に改善したいと考えている方が多いお悩みの一つです。
医療機関で行う目の下のふくらみを取る手術は、即効性があり効果的に改善できる点がメリットです。
選択肢の一つとして考えてみるのもよいかもしれません。
当院の目の下のふくらみ取り手術
脱脂手術
「切らない目の下のたるみ取り」とも呼ばれる脱脂手術は、まぶたの裏側から切開して眼窩脂肪を取り除き、皮膚のたるみやクマなどを改善する治療です。
局所麻酔を使用してまぶたの裏側を一か所切開し、突出している余分な脂肪を除去するため、お顔の表面に傷跡が残ることはありません。
また、切る範囲はごく小さく、縫合の必要がないため抜糸の必要もありません。
ダウンタイムは一般的に1〜2週間程度と短いのが特徴で、内出血や腫れなどはメイクで隠すことができる程度です。
脱脂手術と下まぶたのたるみ取り
脱脂手術で眼窩脂肪を取り除くと、皮膚が余るため、たるみやしわが悪化することがあります。
目の下のふくらみが重度の方の場合は、眼窩脂肪と余分な皮膚を同時に除去する治療法が向いている場合があります。
下まぶたの表面の縁から3〜5mmほど下方を目尻に向けて「への字」に切開し、止血しながら余分な脂肪を取り除きます。
シワの増加の原因とされる皮膚を慎重に除去し、皮膚を縫合したら手術終了となります。
副作用・リスク
当院での脱脂手術や下まぶたのたるみ取りによる副作用や注意点は、以下のようなものが挙げられます。
症状の現れ方や程度には、個人差があります。
腫れ
翌日~1週間程度、腫れることがあります。
むくみやすい方は腫れやすいですが、全く腫れない方もいらっしゃいます。
内出血
経結膜脱脂法による内出血は約1割の方にみられます。
内出血が出た場合は4日ほどで目立たなくなります。
脱脂手術と目の下のたるみ取りを行った場合は内出血が起こります。
通常は2週間程度で黄色くなり目立たなくなります。
疼痛
施術から1~2週間程度は、目を動かしたとき、圧迫したときに違和感のような痛みが続くことがあります。
出血
約1週間にわたって涙のように少しずつ出血することや、鼻から出血することがあります。
また約1週間は一度にまとまって出血する可能性があるため、寝具はタオルなどを敷いておきましょう。
血腫
手術部位に血が溜まり、塊のように感じることがあります。
大きさによって期間は異なりますが、通常は体内に少しずつ吸収されていきます。
大きい場合は再度傷口を開けて血腫を除去します。
シコリ感
脂肪注入をした場合、シコリ感が続くことがあります。
抜糸
経結膜脱脂法の場合は縫合しないため、抜糸の必要はありません。
一方、脱脂手術と目の下のたるみ取りを行った場合は、まぶたの表側を縫合するため、約1週間で抜糸が必要です。
料金表
下眼瞼の脂肪取り | 脱脂(裏から) | 242,000円 |
---|---|---|
ハムラ法 | 495,000円 | |
下眼瞼のたるみ取り+脱脂(表から) | 297,000円 |
黒クマ・影クマ以外のクマの種類とケア方法は?
赤クマ(紫クマ)
目の下の皮膚が薄い方や色白の方の場合、目の下の眼輪筋という筋肉が透けて、目の下が赤や紫っぽいクマができることがあります。
頬骨あたりを下に引っ張ると、赤みが増す場合は赤クマ(紫クマ)である可能性が高いです。
赤クマ(紫クマ)のケア方法
赤クマ(紫クマ)の改善は、薄い皮膚にハリを持たせるケアが大切です。
温めたり冷やしたりを繰り返しながら、目の周りをやさしくマッサージしたり、保湿効果の高いスキンケアを使いましょう。
茶クマ
紫外線を浴びたり、目をこすったりする刺激などにより、皮膚に色素沈着を起こしているときに生じると考えられる茶クマ。
目の下を引っ張ったとき、色素沈着の色も一緒に引っ張られたら茶クマの可能性が高いです。
茶クマのケア方法
摩擦や目元の刺激を極力減らすことが大切です。
洗顔やクレンジングはこすらずやさしく洗いましょう。
しっかり保湿を行い、乾燥を防ぐことで肌のターンオーバーを整えます。
紫外線は茶クマを悪化させる原因となりますので、紫外線対策を徹底しましょう。
青クマ
血行不良が原因でできると言われている青クマは、特に生まれつき目の下の皮膚が薄い方に目立ちやすいと考えられています。
下まぶたを指で引っ張ると、クマの色が薄くなる場合は青クマの可能性が高いです。
青クマのケア方法
長時間のデスクワーク、睡眠不足、冷え、喫煙などは血行不良を引き起こしやすくなっています。
生活習慣を見直し、栄養バランスの良い食事や適度な運動、十分な睡眠をとることが大切です。
目の下のふくらみはこたろクリニックへ
目の下のふくらみはお顔の印象を左右するため、気にされている方も少なくありません。
当院では「日本形成外科学会認定 形成外科専門医」がお一人おひとりのお顔全体のバランスを考慮した治療を心がけています。
お気軽にご相談ください。
WEBからのご予約も可能です。
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