BBLピコアイキャッチ

「BBLとピコレーザー、どちらが自分のシミに合っているのだろう」と迷っている方も多いのではないでしょうか。

BBLは光治療、ピコレーザーはレーザー治療と、そもそもの仕組みが異なるため得意な症状や施術回数にも違いがあります。

この記事では、BBLとピコレーザーの違いからお悩み別の選び方、併用治療のメリットまで形成外科専門医がわかりやすく解説いたします。

BBLとピコレーザーの基本的な違い

BBLとピコレーザーの基本的な違い

BBLとピコレーザーはどちらもシミ治療に使われますが、光とレーザーという根本的な違いがあります。

BBLは広い波長の光を顔全体に照射して複数の肌悩みにアプローチし、ピコレーザーは特定の波長で色素にピンポイントに作用する治療です。

それぞれの特徴を正しく理解しておくことで、自分に合った治療法を選びやすくなるでしょう。

まずは、各治療法の基本的な仕組みと比較表を確認していきましょう。

BBL(ブロードバンドライト)とは

BBLとは「ブロードバンドライト」の略で、幅広い波長帯の光を肌に照射する光治療(IPL)の一種です。

従来のフォトフェイシャルに比べて照射精度やエネルギー効率が向上しており、より効果的な施術が期待できるとされています。

BBLの最大の特徴は、シミ・くすみ・赤ら顔・小じわなど複数の肌悩みに1台で対応できるという点にあります。

光が肌の浅い層に広く作用するため、顔全体のトーンアップや肌質改善を目的とした治療に向いているでしょう。

施術後のダウンタイムが比較的短く、当日からメイクが可能な点も大きなメリットです。

ピコレーザーとは

ピコレーザーとは、1兆分の1秒(ピコ秒)という極めて短いパルス幅でレーザーを照射する医療機器です。

照射時間が短いため、エネルギーが熱ではなく衝撃波としてメラニン色素に作用し、非常に細かく粉砕することができます。

ピコレーザーには主に3つの照射モードがあり、目的に応じて使い分けることが可能です。

  • ピコスポット:濃いシミにピンポイント照射
  • ピコトーニング:肝斑やくすみに低出力で全体照射
  • ピコフラクショナル:肌のハリ・毛穴改善

色素に対する選択性が高く、周囲の組織へのダメージを最小限に抑えられるのがピコレーザーの強みといえます。

当院ではQuanta system社の「Discovery」を使用しており、上記3モードに加えてルビーフラクショナルにも対応しています。

ルビーフラクショナルはメラニンへの吸収率が高いルビーレーザーを点状に照射する治療で、BBLでは取りきれない深いシミやそばかすに効果が期待できます。

▶︎ピコトーニングの詳細を見る

一目でわかる比較表

BBLとピコレーザーの違いを以下の表にまとめました。

スクロールできます
項目BBL(光治療)ピコレーザー
種類IPL(光)レーザー
作用する深さ表皮〜浅い真皮表皮〜深い真皮
得意な症状くすみ・薄いシミ・赤ら顔・小じわ濃いシミ・そばかす・肝斑・ADM
照射範囲顔全体に広くピンポイント〜全体
施術回数の目安5〜6回1〜3回(スポット)/ 6回〜(トーニング)
ダウンタイムほぼなし(当日メイク可)1〜2週間(スポット)/ ほぼなし(トーニング)
肝斑への対応✗(悪化のリスクあり)◯(ピコトーニングで対応)

このように、BBLは「広く浅く」、ピコレーザーは「深くピンポイントに」というアプローチの違いがあります。

どちらが優れているということではなく、肌の状態やお悩みに応じて使い分けることが重要です。

BBLが向いている方・得意な症状

向いている方・得意な症状

BBLは光のエネルギーを広範囲に照射するため、顔全体の肌トラブルをまとめて改善したい方に適した治療です。

1回の施術で劇的な変化を求めるというよりも、複数回の施術を重ねることで肌質そのものを底上げしていくイメージといえるでしょう。

ダウンタイムがほとんどなく日常生活への影響が少ないため、忙しい方でも受けやすい治療です。

顔全体のくすみ・そばかすを改善したい方

BBLは広い波長帯の光がメラニン色素に反応するため、顔全体に散在する薄いシミやくすみの改善に効果が期待できます。

施術を重ねることで肌のターンオーバーが促進され、全体的な透明感やトーンアップを感じる方が多いでしょう。

そばかすが広範囲にある場合も、1個ずつレーザーを当てるよりBBLで顔全体に照射するほうが効率的なケースがあります。

5〜6回の施術を月1回ペースで継続することで、徐々に効果を実感していく治療です。

ただし、濃いシミや深い層にあるシミにはBBL単独では効果が限定的な場合があり、ピコレーザーとの併用が推奨されることもあるでしょう。

赤ら顔や小じわも同時にケアしたい方

BBLはシミ治療だけでなく、赤ら顔(毛細血管拡張)やニキビの赤み、小じわの改善にも対応できる点が大きな特徴です。

波長フィルターを切り替えることで、メラニン(シミ)とヘモグロビン(赤み)の両方にアプローチすることが可能となります。

「シミも赤みも気になる」「全体的に肌をきれいにしたい」という方にとって、BBLは1台で複数の悩みに対応できるおすすめの施術です。

施術直後はやや赤みが出ることがありますが、数時間〜翌日には落ち着くのが一般的で、当日からメイクも可能となっています。

ピコレーザーが向いている方・得意な症状

ピコレーザーは高いエネルギーを色素にピンポイントで届けることができるため、濃いシミや深い層にあるシミに対して優れた効果が期待できます。

BBLとは異なり、少ない回数で目に見える変化を実感しやすいのが特徴といえるでしょう。

照射モードを使い分けることで、肝斑を含むさまざまなタイプのシミに対応できるのもピコレーザーの強みです。

濃いシミをピンポイントで取りたい方

「このシミだけ取りたい」という明確な悩みがある方には、ピコスポット(ピコショット)が適しています。

老人性色素斑やそばかすなど、輪郭がはっきりした濃いシミに高出力のレーザーを集中照射し、衝撃波でメラニンを粉砕する治療です。

多くの場合1〜3回の照射で改善が見込めるため、短期間で結果を出したい方に向いているといえるでしょう。

施術後はかさぶたが形成され、1〜2週間のダウンタイムがあります。

また、ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)のように深い真皮にメラニンがあるシミにも、ピコレーザーであれば対応が可能です。

肝斑の改善を目指す方

肝斑(かんぱん)は頬骨のあたりに左右対称に現れるシミで、高出力のレーザーを当てると悪化するリスクがあります。

そのため、ピコレーザーの中でも低出力で顔全体に均一照射する「ピコトーニング」で治療を行うのが一般的です。

ピコトーニングとトラネキサム酸の内服を併用することで、肝斑を刺激せずに少しずつメラニンを減らしていくことが期待できるとされています。

施術頻度は月1回、6回程度の継続が目安となりますが、個人差があるため医師と相談しながら回数を決めることをおすすめいたします。

なお、BBLは肝斑に照射すると悪化する可能性があるため、肝斑がある方はピコトーニングが適切な選択肢となるでしょう。

お悩み別の選び方

「結局、自分にはどちらが合っているのか」と迷う方のために、お悩み別のおすすめ治療をまとめました。

お悩みおすすめ治療
濃いシミを1〜3回で取りたいピコスポット
顔全体のくすみ・そばかすを改善したいBBL
BBLで取りきれない深いシミがあるルビーフラクショナル
肝斑があるピコトーニング + トラネキサム酸内服
赤ら顔やニキビの赤みも気になるBBL
シミも肝斑もある(混在型)ピコトーニング → ピコスポットの順で併用
ダウンタイムを最小限にしたいBBL または ピコトーニング
シミもくすみも総合的に改善したいBBL + ピコレーザーの併用

実際にはシミが1種類だけということは少なく、複数のシミが混在しているケースがほとんどです。

当院では肌診断機(Rebeau2)を使用してシミの種類を正確に判別し、BBLとピコレーザーの最適な組み合わせをご提案しています。

自己判断で治療法を決めるのではなく、まずは形成外科専門医の診察を受けることが効率的な改善への近道となるでしょう。

▶︎シミ・肝斑治療の詳細を見る

BBLとピコレーザーの併用治療

BBLとピコレーザーはそれぞれ得意分野が異なるため、併用することで単独治療よりも高い改善効果が期待できます。

たとえば、まずBBLで顔全体のくすみや薄いシミを底上げし、残った濃いシミにピコスポットをピンポイントで照射するという組み合わせが代表的です。

また、BBLで表面のシミを改善した後、取りきれない深いシミにルビーフラクショナルを行い、最終的にピコトーニングで仕上げるというステップ式の治療もご提案しています。

肝斑が混在している場合は、ピコトーニングで肝斑を落ち着かせてからピコスポットやBBLを追加するステップ式の治療が行われることもあるでしょう。

当院では「ピコショット当て放題+ピコトーニング or BBL 6回コース」(156,000円・税込)をご用意しており、総合的なシミ改善を進められるプランとなっています。

併用治療は施術の順序やタイミングが重要なため、必ず医師の指示に従って進めることが大切です。

▶︎ピコトーニング症例を見る

当院の料金

当院でのBBL・ピコレーザーの料金は以下のとおりです。

スクロールできます
施術名回数・サイズ料金(税込)
BBLトライアル13,200円
BBL1回22,000円
ピコトーニングトライアル13,200円
ピコトーニング1回22,000円
ピコショット〜5mm5,500円
ピコショット5.1〜10mm8,800円
ピコショット10.1〜20mm15,400円
ピコショット当て放題77,000円
シミ・肝斑コースピコトーニング or BBL 6回99,000円
シミ・肝斑コースピコトーニング or BBL 12回165,000円
併用コースピコショット当て放題 + ピコトーニング or BBL 6回156,000円
ルビーフラクショナルトライアル13,200円
ルビーフラクショナル1回22,000円
ルビーフラクショナル3回49,800円
ルビーフラクショナル6回99,000円

BBLもピコトーニングもトライアル13,200円から体験できるため、まずはお試しで効果を実感してみるのもよいでしょう。

上記のほか、内服薬(トラネキサム酸250mg 30日分 2,750円〜)や外用薬(ハイドロキノン5% 2,200円〜)の処方も可能です。

※料金は変更になる場合がございます。最新の料金は当院へお問い合わせください。

よくあるご質問

BBLとピコレーザーの違いについて、患者さまからよく寄せられるご質問をまとめました。

ぜひ治療選びの参考にしてください。

BBLとピコレーザーは同じ日に両方受けられますか?

症状や肌の状態によっては、同日に両方の施術を行えるケースもあります。

ただし、肌への負担を考慮して日を分けることもあるため、カウンセリング時に医師が最適なスケジュールをご提案いたします。

無理な同日施術は避け、肌の回復を見ながら進めることが大切でしょう。

BBLだけでシミは完全に取れますか?

薄いシミやくすみはBBLの繰り返し照射で目立たなくなるケースが多いです。

ただし、濃いシミや輪郭がはっきりしたシミはBBL単独では取りきれないことがあり、ピコスポットの追加が推奨されるでしょう。

最初からBBLとピコスポットを組み合わせたプランを選ぶほうが、効率的に改善を目指せる場合もあります。

肝斑がある場合にBBLは受けられますか?

肝斑がある部位へのBBL照射は、刺激によって肝斑が悪化するリスクがあるため基本的にはお勧めできません。

肝斑がある方は、まずピコトーニングとトラネキサム酸内服(医師の指示のもとで使用)で肝斑を改善させることが優先となります。

肝斑が落ち着いた後に、BBLやピコスポットを追加するのが安全な治療の流れです。

BBLとピコレーザー、どちらのダウンタイムが長いですか?

BBLはダウンタイムがほとんどなく、施術当日からメイクが可能です。

一方、ピコスポットは照射部位にかさぶたができるため、1〜2週間のダウンタイムがあるでしょう。

ピコトーニングの場合はBBLと同様にダウンタイムがほぼないため、ダウンタイムが気になる方はピコトーニングから始めるのも一つの方法です。

まとめ

BBLは光を使って顔全体のくすみ・そばかす・赤みを改善し、マイルドに肌トーンを整えるのが得意な治療です。

一方、ピコレーザーはモードを切り替えることで、目立つシミへピンポイントへのピンポイント照射から、肝斑やくすみの改善、毛穴・肌質の再生まで、目的に合わせた多彩なアプローチが可能です。

それぞれ得意な症状やダウンタイムが異なるため、お悩みに合わせて使い分ける、もしくは併用することが効果的な改善につながるでしょう。

当院では、形成外科専門医が肌診断機でシミの種類を正確に見極めたうえで、BBL・ピコレーザー・内服外用薬を組み合わせたカスタマイズシミ治療をご提案しています。

シミの治療法でお悩みの方は、お気軽にご相談ください。