目元の疲れたような印象を変えたい方やクマやたるみが気になる方には、目の下の脱脂手術が提案されることがあります。

当院の脱脂手術では、患者さんに必要と判断した場合に、目の下への脂肪注入を併せて行っております。

今回は、目の下への脂肪注入のメリットや当院の施術内容などをご説明します。

 

脂肪注入とは

脂肪注入は自身の脂肪を採取し、顔の深いしわや凹み、くぼみなどの気になる部分に注入することでボリューム感を与え、改善するための治療法です。

当院では、目の下の脱脂手術の後に脂肪注入を行っています。

 

目の下に脂肪注入することのメリット

脂肪注入によって、主に以下のような効果が期待できます。

 

目元の若返りが期待できる

目元は年齢を感じさせやすいといわれますが、脂肪注入でふくらみを作ることで印象が若々しくなると考えられます。

 

クマやたるみの改善

脱脂手術だけでクマやたるみが改善されない場合や凹みが強い場合などは、脂肪注入によって物理的にふくらみを作ることで改善できる可能性があります。

 

ヒアルロン酸注入を繰り返す必要がない

ヒアルロン酸注入は繰り返し行う必要がありますが、脂肪注入は組織として定着した場合は何度も治療を行う必要がないと考えられます。

 

脂肪注入によるしこりと定着率

注入した脂肪はすべてが定着するのではなく、何割かは血行が戻らず、収縮や壊死が起こるとされています。

また脂肪注入の量が多すぎた場合や、脂肪の壊死部分が大きい場合にしこりとなることがあります。

しこりは一ヵ所にまとまって脂肪注入した場合に起こる可能性があるため、多層・多方向に細かく少しずつ脂肪注入するとよいと考えられています。

脂肪の定着率には個人差がありますが、だいだい5割といわれています。

当院では座位で脂肪を注入していくため、脂肪の注入量が適切か確認しながら処置ができるなど、患者さん一人ひとりの適切な量を注入するように心がけています。

 

当院の施術内容

下まぶたのたるみに関係する構造は、主に皮膚、ロックウッド靭帯、眼輪筋、眼窩隔膜、隔膜の中に収まった眼窩脂肪です。

加齢によって眼球を支えるロックウッド靭帯などが少しずつ緩むことで眼球が押し下がり、眼窩脂肪が圧迫され、前方に突出することが原因のひとつと考えられています。

 

そこで、まぶたの裏側から切開して眼窩脂肪を取り除き、皮膚のたるみやクマなどを改善する治療が経結膜脱脂法です。

局所麻酔を追加投与しながら手術を行いますが、目の奥が押されているような感覚を伴います。

必要に応じて止血をするため、内出血を最小限に抑えられることが特徴です。

仰向けの状態で適度な量の眼窩脂肪を取り除いた後は、座った状態で表情を確認し、取り除いた眼窩脂肪が適度な量であった場合は手術終了となります。

目の下への脂肪注入は必要と判断した場合に行います。

 

経結膜脱脂法の副作用と注意点

 

腫れ

翌日~1週間程度、腫れることがあります。

むくみやすい方は腫れやすいですが、全く腫れない方もいらっしゃいます。

 

内出血

経結膜脱脂法による内出血は約1割の方にみられます。

施術中の麻酔の際、表面からはわからないような血管に麻酔の注射針が当たると内出血を引き起こすことがあります。

その場合、通常は約2週間で黄色くなり目立たなくなります。

 

疼痛

施術から1~2週間程度は、目を動かしたとき、圧迫したときに違和感のような痛みが続くことがあります。

 

出血

約1週間にわたって涙のように少しずつ出血することや、鼻から出血することがあります。

また約1週間は一度にまとまって出血する可能性があるため、寝具はタオルなどを敷いておきましょう。

 

血腫

手術部位に血が溜まり、塊のように感じることがあります。

大きさによって期間は異なりますが、通常は体内に少しずつ吸収されていきます。

大きい場合は再度傷口を開けて血腫を除去します。

 

しこり感

脂肪注入をした場合、しこり感が続くことがあります。

 

脱脂手術と目の下のたるみ取り施術料金

当院での施術料金は、下記の通りです。

脱脂手術(経結膜脱脂)242,000円(税込)
下まぶたのたるみ取り+脱脂手術297,000円(税込)
笑気麻酔5,500円(税込)
指名料33,000円(税込)

当院では脱脂手術の際に除去する眼窩脂肪や、その後に注入する脂肪の量が適切かどうかを座った状態で確認しながら慎重に進めます。

目元の印象を変えたい方や気になる症状がある方は、お気軽にご相談ください。

 

WEBからのご予約も可能です。

スマホやパソコンから空き状況をご確認の上、ご予約できるのでおすすめです。初診の受付も可能です。

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※ご予約は診療のご予約となります。処置の予約ではないのでご注意ください。

(こたろクリニック院長 :吉武 光太郎 監修)

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