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皮膚にできた「できもの」を切除したいとき、何科を受診すればよいか迷う方は多いのではないでしょうか。
結論として、できもの(粉瘤など)の切除は、皮膚科でも形成外科でも保険適用で受けられます。
この記事では、皮膚科と形成外科の違いや切除法、費用と受診の流れを、わかりやすく解説します。
- 1 できものの切除は何科がいい?
- 皮膚科でも形成外科でも切除できる
- そもそもできものとは?
- 仕上がりを重視するなら形成外科
- 2 皮膚科と形成外科の違い
- 皮膚科の特徴
- 形成外科の特徴
- 3 なぜ形成外科が傷あとをきれいに仕上げられる?
- 手術・縫合の経験が豊富
- 傷あとを目立たせない技術
- 顔など目立つ部位でも安心
- 4 できもの切除の方法と傷あと
- 切除の基本(局所麻酔・日帰り)
- 切除法はできものの状態で選ぶ
- 炎症しているときは切除しない
- 5 費用と受診の流れ
- 費用の目安(保険適用)
- 受診から手術までの流れ
- 当院でのできもの治療
- 6 できものの切除に関するよくあるご質問
- できものは何科に行けばいいですか?
- 切除に保険は使えますか?
- 切除すると傷あとは残りますか?
- 当日に手術できますか?
- 7 まとめ
できものの切除は何科がいい?
まずは「できものの切除は何科がよいか」という結論から確認しておきましょう。
ここでは、切除を受けられる科や、形成外科が向いているケースを整理します。
皮膚科でも形成外科でも切除できる
できものの切除は、皮膚科でも形成外科でも受けることができます。
粉瘤などのできものは良性の皮膚腫瘍が多く、いずれの科でも保険診療で対応できます。
そのため、費用の面で大きな差が出ることは基本的にありません。
診断をしっかり受けたい場合や小さなできものは、皮膚科でも十分に対応できるでしょう。
一方で、傷あとの仕上がりを重視するなら形成外科が向いています。
どちらが適しているかは、できものの状態や部位によって変わります。
そもそもできものとは?
「できもの」とは、皮膚にできるしこりや盛り上がりの総称です。
なかでも多いのが粉瘤(ふんりゅう)で、皮膚の下に袋ができて角質などがたまる良性の腫瘍です。
ほかにも脂肪のかたまり(脂肪腫)やほくろなど、さまざまな種類があります。
多くは良性ですが、自然になくなることは少なく、気になる場合は切除が選択肢になります。
仕上がりを重視するなら形成外科
できものの切除で傷あとをできるだけ残したくない場合は、形成外科が向いています。
形成外科は、皮膚を切って縫う処置を専門的に扱う科だからです。
とくに顔や首など目立つ部位は、仕上がりの差が気になりやすい部位です。
皮膚科でも切除は可能ですが、整容的な縫合に重きを置くなら形成外科が安心でしょう。
もちろん、診断や炎症初期の対応は皮膚科でも適切に行えます。
何科を選ぶかの目安をまとめると、次のとおりです。
- 診断・小さい・炎症初期
→ 皮膚科でも可 - 目立つ部位・傷あと重視
→ 形成外科 - 大きい・再発が心配
→ 形成外科
迷うときは、相談しやすい医療機関でまず診てもらいましょう。
皮膚科と形成外科の違い

皮膚科と形成外科は、どちらもできものの切除に対応していますが、得意とする点に違いがあります。
ここでは、両者の違いを比較しながら整理します。
まずは下の表で、それぞれの特徴を見比べてみましょう。
| 項目 | 皮膚科 | 形成外科 |
|---|---|---|
| 診断 | 得意 | 得意 |
| 切除手術 | 対応可 | 得意 |
| 傷あとへの配慮 | 対応可 | とくに得意 |
| 向くケース | 診断・小さい・炎症初期 | 左記に加え、目立つ部位・傷あと重視 |
皮膚科の特徴
皮膚科は皮膚の病気全般を幅広く診る科で、できものが何かを正確に診断することを得意としています。
粉瘤かどうかの見極めや、炎症の初期対応、薬による治療などに対応できます。
小さなできものであれば、診断から切除まで一貫して行えることも多いでしょう。
赤く腫れて痛む炎症初期の段階では、まず皮膚科を受診するのも一つの方法です。
形成外科の特徴
形成外科は皮膚を切って縫う外科的な処置を専門に扱う科です。
切除が必要なできものの診断は皮膚科と同じように行え、手術を前提に診られるのも強みで、できものの切除とそのあとの縫合を丁寧に行うことも得意としています。
傷あとが目立たないように、皮膚のシワに沿って切開をデザインするのが特徴で、顔や首など目立つ部位や、大きくなったできものに向いています。
傷あとをできるだけきれいに仕上げたい場合に選ばれることが多い科で、切除後の傷あとのケアまで一貫して相談できるのも特徴です。
なぜ形成外科が傷あとをきれいに仕上げられる?

形成外科が傷あとをきれいに仕上げられるのには、いくつかの理由があります。
ここでは、形成外科ならではの強みを3つの観点から解説します。
仕上がりの差が気になる方は、ぜひ参考にしてください。
- 手術・縫合の経験が豊富
- 傷あとを目立たせない技術
- 目立つ部位でも安心
手術・縫合の経験が豊富
形成外科は、皮膚を切って縫う処置を日常的に行っている科です。
切除や縫合の経験が豊富で、丁寧な手術を得意としています。
できものを取り除くだけでなく、その後の仕上がりまで見据えて処置を行うのが特徴です。
外科的な処置に慣れていることは、形成外科の大きな強みです。
だからこそ、切除を任せたいと考える方が多いといえます。
傷あとを目立たせない技術
形成外科では、皮膚のシワに沿って切開をデザインし、傷あとを目立たせない工夫をします。
傷の向きや縫い方を工夫することで、仕上がりが大きく変わるのです。
細い糸で丁寧に縫合し、皮膚への負担を抑えるなどの配慮が、整った傷あとにつながっていくのです。
傷あとを残したくない方にとって、心強いポイントでしょう。
仕上がりを重視するなら、形成外科の技術が役立ちます。
顔など目立つ部位でも安心
顔や首など人目につく部位のできものは、傷あとがとくに気になります。
目立つ部位ほど、整容的な仕上がりに強い形成外科が向いています。
形成外科は、見た目の仕上がりに配慮した処置を専門としているからです。
傷あとが目立つと、長く気になってしまうこともあるので、リスクを抑えたい部位では形成外科を選ぶと安心です。
部位や希望に応じて、適した科を選ぶことが大切といえます。
できもの切除の方法と傷あと
ここでは、できもの切除の基本的な方法と傷あとについて解説します。
切除は局所麻酔を使った日帰りの手術で行われることがほとんどです。
切除法は、できものの状態によって選ばれます。
切除の基本(局所麻酔・日帰り)
できものの切除は、局所麻酔を使った日帰りの手術で行われるのが一般的です。
麻酔の注射をしたあとに皮膚を切り、できものを取り出します。
必要に応じて皮膚を縫合し、短時間で処置が終わることがほとんどです。
粉瘤などは保険が適用されるため自己負担を抑えて受けることができ、入院の必要がないことも多くの方にとって利点です。
処置後はふだんの生活に戻れることが多いといえます。
切除法はできものの状態で選ぶ
切除の方法には、主にくり抜き法と紡錘形での切除があります。
くり抜き法は小さな穴から取り出す方法で、傷が小さくなりやすいのが特徴です。
紡錘形での切除は、できものを膜ごと確実に取り除きやすい方法といえます。
どちらが適しているかは、できものの大きさや状態によって変わるのです。
2つの方法の違いを、下の表で簡単に整理してみましょう。
| 切除法 | 特徴 |
|---|---|
| くり抜き法 | 小さな穴から取り出す・傷が小さい |
| 紡錘形での切除 | 膜ごと確実に取り除きやすい |
それぞれのくわしい違いや費用は、別の記事で解説しています。
炎症しているときは切除しない
できものが赤く腫れて痛む炎症を起こしているときは、その場で切除しないのが基本です。
炎症があると、できものの袋がもろくなり、きれいに取り除きにくくなります。
無理に切除すると、傷あとが大きくなったり再発したりする原因になるので、炎症しているときはまず炎症を抑える処置を優先するのが一般的です。
炎症性のできもの(炎症性粉瘤)の治療については、別の記事でくわしく解説しています。
費用と受診の流れ
できもの切除の費用と、受診から手術までの流れを確認しておきましょう。
粉瘤などのできものは保険が適用され、自己負担を抑えて治療できます。
費用の目安(保険適用)
できものの切除は、粉瘤などの多くのできもので保険が適用されます。
できものの大きさや部位(露出部・非露出部)によって金額は変わりますが、3割負担の場合、切除の自己負担はおおよそ数千円から1万円台が目安です。
このほかに、診察料や検査料、処方料が別途かかります。
正確な費用は診察のうえで決まるため、受診時に確認するようにしましょう。
くわしい料金は別記事で確認できますので、ぜひ参考にしてください。
受診から手術までの流れ
受診から手術までの一般的な流れは、次のとおりです。
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診察・診断
できものの状態を確認し、治療方針を決める
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血液検査・説明
手術を安全に行えるか血液検査で確認し、切除法や費用を説明する
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手術日を決めて切除
採血結果を確認後、局所麻酔での日帰り手術を行う
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抜糸・経過観察
必要に応じて抜糸し、傷あとを確認する
当院では血液検査の結果を確認してから手術を行うため、初診当日の切除は行っていません。
抜糸後のケアについては、関連記事もあわせてご覧ください。
当院でのできもの治療
当院では、粉瘤をはじめとするできものの切除に対応しています。
局所麻酔を使った日帰り手術で、傷あとにも配慮しながら処置を行うのが特徴です。
できものの状態に合わせて適した切除法を提案しているので、傷あとが気になる方や何科に行くか迷っている方もお気軽にご相談ください。
粉瘤の施術内容については、専用ページもご覧いただけます。
できものの切除に関するよくあるご質問
できものの切除や受診先について、よく寄せられる疑問にお答えします。
気になる点があれば、遠慮なくクリニックへご相談ください。
できものは何科に行けばいいですか?
診断や炎症の初期対応・できものの切除は、皮膚科でも形成外科でも同様に行えます。
顔など目立つ部位や、傷あとを重視する場合は形成外科が向いています。
迷うときは、相談しやすい医療機関でまず診てもらいましょう。
切除に保険は使えますか?
粉瘤などのできものは、保険が適用されます。
3割または1割の自己負担で切除を受けられます。
大きさや部位によって金額が変わるため、受診時に確認すると安心です。
切除すると傷あとは残りますか?
切除では皮膚を切るため、多少の傷あとは残ります。
ただし、形成外科では傷あとを目立たせない縫合の工夫をします。
傷あとは時間とともに少しずつ目立ちにくくなることが多いものです。
気になる方は、形成外科で相談するようにしてください。
当日に手術できますか?
当院では手術の前に血液検査を行い、結果を確認してから手術を行います。
そのため、初診当日にそのまま切除することは行っていません。
とくに赤く腫れて痛む炎症性のできものは、まず炎症を抑える処置を優先します。
炎症性粉瘤の治療については、関連記事をご覧ください。
まとめ
できものの切除は、皮膚科でも形成外科でも保険適用で受けられます。
診断や炎症初期の初期対応はどちらのかでも行うことができ、傷あとをできるだけ残したくない切除は整容的な縫合に強い形成外科が安心です。
できものの切除や傷あとが気になる方は、ぜひ当院へお気軽にご相談ください。




