おでこシワ取りアイキャッチ

「おでこのシワが最近目立つようになった」「前髪で隠しているけれど根本的に何とかしたい」と感じている方は多いのではないでしょうか。

おでこのシワは表情筋のクセや加齢だけでなく、まぶたの下垂が原因になっている場合もあります。

そのため、原因を正しく見極めることが、効果的にシワ取りを行う上でも重要です。

この記事では、おでこのシワができる原因から、セルフケアの方法、医療機関で受けられる治療法まで形成外科専門医が詳しく解説いたします。

おでこにシワができる4つの原因

おでこにシワができる4つの原因

おでこのシワは一つの原因だけでなく、複数の要因が重なって生じるケースがほとんどです。

原因を正しく理解することで、自分に合った対策を選びやすくなるでしょう。

ここでは形成外科の視点から代表的な4つの原因を解説します。

表情筋(前頭筋)のクセによる動的ジワ

おでこには前頭筋(ぜんとうきん)という大きな筋肉があり、眉を上げたり驚いた表情をつくるときに収縮します。

この前頭筋を繰り返し動かすクセがあると、皮膚に折りジワが刻まれて定着してしまうのです。

パソコンやスマートフォンの画面を見るとき、無意識に眉を上げている方は要注意でしょう。

このタイプのシワは「動的ジワ」と呼ばれ、筋肉の動きを抑えるボトックス注射が第一選択となります。

紫外線ダメージによるコラーゲンの破壊

紫外線のうちUV-Aは肌の奥にある真皮層まで到達し、コラーゲンやエラスチン(肌の弾力を保つ線維)を破壊してハリの低下を引き起こすことがわかっています。

おでこは顔のなかでも紫外線を正面から受けやすい部位のため、ダメージが蓄積しやすいといえるでしょう。

また、乾燥によって肌表面の水分が失われると、細かい小ジワも目立ちやすくなります。

日焼け止めや帽子での防御を習慣にし、紫外線ダメージの蓄積を防ぐことが重要です。

加齢による肌のハリ・弾力の低下

年齢を重ねると体内でのコラーゲンやエラスチンの生成量が減少し、肌のハリと弾力が徐々に失われていきます。

加えて皮下脂肪が減少することでおでこ全体のボリュームが落ち、皮膚がたるんでシワにつながることもあるでしょう。

以下は年代別に見たおでこのシワの傾向です。

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年代シワの傾向主な原因
20〜30代表情を動かしたときだけ出る浅いシワ表情筋のクセ・乾燥
30〜40代表情を戻しても薄く残るシワ紫外線ダメージの蓄積・コラーゲン減少
50代以降常に目立つ深い横ジワ加齢による弾力低下・皮下脂肪の減少

加齢によるシワはセルフケアだけでは根本的な改善が難しく、医療治療が選択肢になるケースも多いです。

まぶたの下垂(眼瞼下垂)が引き起こすシワ

形成外科の診察では、まぶたの下垂(眼瞼下垂=がんけんかすい)がおでこのシワの隠れた原因になっていることが少なくありません。

まぶたを持ち上げる筋肉(眼瞼挙筋)の力が弱まると、目を開けるために無意識におでこの前頭筋を使うようになります。

その結果、前頭筋が常に緊張した状態となり、おでこに深い横ジワが刻まれていくのです。

眼瞼下垂が原因の場合、以下の特徴が見られることがあります。

  • おでこに常に力が入っている感覚がある
  • 夕方になるとまぶたが重く感じる
  • 眉を上げないと目が開きにくい
  • 頭痛や肩こりが慢性的にある

このケースではシワの治療だけでなく眼瞼下垂の治療をあわせて行うことで、根本的な改善が期待できます。

なお、眼瞼下垂がある方がボトックスで前頭筋を抑えてしまうと、まぶたがさらに開きにくくなるリスクがあるため、治療前の正確な診断が重要です。

おでこのシワの種類と見分け方

おでこのシワは大きく3つの種類に分けられ、種類によって有効な対策がまったく異なります。

自分のシワがどのタイプなのかを知ることが、適切な治療選択の第一歩となるでしょう。

ここでは3種類のシワの特徴と簡単な見分け方をご紹介します。

動的ジワ(表情を動かしたときだけ現れるシワ)

動的ジワは眉を上げたり驚いた表情をつくったときにだけ現れ、表情を戻すと消えるシワです。

前頭筋が収縮するたびに皮膚が折りたたまれることで生じるため、筋肉の動きを抑えるボトックス注射が効果的といえます。

20〜30代の方に多く見られ、この段階で対処すればシワの定着を防げる可能性があるでしょう。

静的ジワ(表情を動かさなくても残るシワ)

静的ジワは表情を動かしていない状態でも消えずに残っているシワです。

動的ジワが長年繰り返されて皮膚にクセがつき、コラーゲンの減少も加わって定着してしまった状態といえるでしょう。

静的ジワにはボトックスだけでは不十分で、ヒアルロン酸注射でシワの溝を内側から持ち上げるアプローチが有効です。

ボトックスとヒアルロン酸を併用することで、さらに効果的な改善が期待できます。

乾燥小ジワ(肌表面の浅い細かいシワ)

乾燥小ジワは肌の水分量が低下することで肌表面に現れる、ごく浅い細かいシワです。

保湿ケアで改善できる可能性が高く、医療治療が必要になるケースは比較的少ないといえます。

ただし放置すると深いシワに進行するリスクがあるため、早い段階で保湿習慣を整えることがシワ予防の基本です。

以下にシワの種類ごとの特徴と対処法をまとめました。

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種類特徴見分け方有効な対策
動的ジワ表情を動かしたときだけ現れる眉を上げると出るが、戻すと消えるボトックス注射
静的ジワ常に刻まれて消えない表情を動かさなくても溝が残るヒアルロン酸注射+ボトックス
乾燥小ジワ肌表面の浅く細かいシワ保湿すると一時的に目立たなくなる保湿ケア・紫外線対策

自分のシワがどの種類に当てはまるかわからない場合は、形成外科専門医に相談することをおすすめします。

セルフケアでおでこのシワは改善できる?

医療機関を受診する前に、まずは自分でできるケアから始めたいと考える方も多いでしょう。

セルフケアは乾燥小ジワや浅い動的ジワには有効ですが、深く刻まれたシワには限界もあります。

ここでは効果的なセルフケアの方法と、医療機関への相談を検討すべきタイミングをお伝えします。

保湿ケアに有効な4つの成分

乾燥による浅い小ジワであれば、日々の保湿ケアで目立たなくできる可能性があります。

以下の成分が配合されたスキンケア製品がシワ対策として注目されています。

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成分おもな働き期待できる効果
ナイアシンアミドコラーゲン生成を促進シワの改善(厚生労働省認可の有効成分)
レチノールターンオーバーを促進肌にハリを与えシワを浅くする
ヒアルロン酸肌表面の水分を保持乾燥を防ぎ小ジワを目立たなくする
ビタミンC誘導体抗酸化作用コラーゲンの分解を抑制する

化粧水で水分を補ったあと、乳液やクリームで蓋をするという基本のステップを丁寧に行うことが大切です。

ただし、スキンケア製品に含まれるヒアルロン酸は肌表面を保湿する成分であり、注射のようにシワの溝を持ち上げる効果とは異なる点にご注意ください。

紫外線対策の基本

紫外線ダメージの蓄積を防ぐことは、新たなシワの予防に直結します。

以下のポイントを意識して日常的な紫外線対策を行いましょう。

  • 日焼け止めは朝だけでなく2〜3時間ごとに塗り直す
  • 帽子やサングラスで物理的に紫外線をカットする
  • 曇りの日や室内でも窓越しのUV-Aに注意する
  • UV-A防御力の指標であるPA値が高いものを選ぶ

紫外線対策はシワの予防だけでなく、シミやたるみの予防にもつながる基本中の基本といえます。

表情のクセを意識するポイント

前頭筋の過剰な使用を減らすことは、動的ジワの進行予防に役立ちます。

以下のようなクセに心当たりがある方は、意識して改善してみましょう。

  • スマートフォンを見るとき無意識に眉を上げる
  • 驚いたときに大きく目を見開くクセがある
  • コンタクトレンズや眼鏡が合わず目を細めている

とはいえ、表情のクセは無意識に行っているため、自力でコントロールするのは容易ではありません。

セルフケアで限界を感じた場合は、ボトックス注射で筋肉の過剰な動きを抑えるという選択肢もあることを覚えておくとよいでしょう。

セルフケアの限界と受診の目安

保湿や紫外線対策は予防と浅いシワには有効ですが、すでに深く刻まれたシワをセルフケアだけで消すことは困難です。

以下のような場合は、医療機関への相談を検討してみてください。

  • 表情を動かさなくてもシワが残っている
  • 保湿ケアを3ヶ月以上続けても改善が見られない
  • おでこに力を入れるクセが抜けない
  • まぶたが重く感じる・視界が狭くなってきた

早い段階で専門医に相談することで、シワが深くなる前に適切な対処ができます。

医療機関でのおでこのシワ取り治療

セルフケアでは改善が難しい深いシワには、医療機関での治療が選択肢になります。

おでこのシワ取りに用いられる代表的な3つの治療法について、それぞれの特徴と適応、リスクまで詳しくご紹介します。

シワの原因別の治療選びのポイントもあわせて解説いたします。

ボトックス注射(動的ジワの第一選択)

ボトックス注射は、ボツリヌストキシンという成分を前頭筋に注入し、筋肉の過剰な収縮を抑えることでおでこの動的ジワを改善する治療法です。

効果は施術後3〜7日ほどで現れ始め、3〜6ヶ月程度持続するのが一般的です。

繰り返し治療を行うことで筋肉のクセが弱まり、シワが刻まれにくくなる傾向があるでしょう。

ボトックス注射の注意点として以下が挙げられます。

  • 注入量が多すぎると表情が不自然になるリスクがある
  • 眼瞼下垂がある方は、まぶたがさらに開きにくくなる可能性がある
  • まれに頭痛を引き起こすことがある
  • 効果は永久ではなく定期的な再注入が必要になる

顔面の筋肉バランスと眼瞼の状態を理解した形成外科専門医による適切な注入量の調整が不可欠といえます。

ヒアルロン酸注射(深く刻まれた静的ジワに)

すでに深く刻まれて定着してしまった静的ジワには、ヒアルロン酸を注入してシワの溝を内側からふっくらと持ち上げる治療が有効です。

ボトックスが筋肉の動きを抑えるのに対し、ヒアルロン酸はボリュームを補充するという点でアプローチが異なります。

効果は注入直後から実感でき、持続期間は1〜2年程度が目安です。

おでこの動的ジワが定着して静的ジワになっているケースでは、ボトックスとの併用がより効果的です。

当院のヒアルロン酸注射の詳細は「ヒアルロン酸注射」ページでもご紹介しております。

眼瞼下垂手術(まぶたの下垂が原因のシワに)

眼瞼下垂は、上まぶたを上げる筋肉(挙筋腱膜)が瞼板から外れたり伸びたりすることで、まぶたが開きにくくなる状態です。

まぶたの開きが悪くなると、代わりにおでこの前頭筋で目を開けようとするため、おでこに深い横ジワが刻まれる原因になります。

進行すると前頭筋でもカバーしきれなくなり、顎を上げてものを見る「チンアップ現象」が起こることもあるでしょう。

このケースではボトックスやヒアルロン酸では根本的な改善が難しく、眼瞼下垂そのものを治療する手術が必要になります。

挙筋前転法(挙筋腱膜の縫い戻し)

瞼板から外れたり伸びたりした挙筋腱膜を縫い戻し、まぶたの開きを改善する術式です。

二重のラインに沿って切開するため傷跡が目立ちにくく、眼瞼下垂の根本原因にアプローチできる標準的な治療法といえます。

中等度〜重度の眼瞼下垂では健康保険が適用される場合があり、3割負担で40,000〜50,000円程度が目安です。

眉下切開(眉下皮膚切除法)

眉毛の下縁に沿って余分な皮膚を切除し、まぶたの重さやたるみを改善する術式です。

目元の印象を大きく変えずにまぶたのたるみを解消できるのが特徴で、二重のラインを変えたくない方にも適しています。

傷跡は眉毛に隠れますが、切開部が半年ほどピンク色を呈する場合があります。

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術式挙筋前転法眉下切開
適応挙筋のゆるみによる眼瞼下垂まぶたの皮膚のたるみ
ダウンタイム大きな腫れ1〜2週間・細かな腫れ約3ヶ月大きな腫れ1〜2週間・傷跡の赤み約半年
特徴・挙筋を直接修復する根本治療
・保険適用の場合あり
・目元の印象を変えずにたるみを改善
・傷跡が眉毛に隠れる

眼瞼下垂の程度や原因によって適した術式が異なるため、まずは診察で正確に評価することが重要です。

当院の眼瞼下垂治療の詳細は眼瞼下垂ページでもご紹介しております。

シワの原因別・治療の選び方

おでこのシワ取り治療を選ぶ際は、まずシワの原因と種類を見極めることが重要です。

以下に治療法の比較と、原因別のおすすめをまとめました。

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治療法適応するシワ即効性持続期間
ボトックス注射動的ジワ(表情ジワ)3〜7日後3〜6ヶ月
ヒアルロン酸注射静的ジワ(深い溝)直後から1〜2年
眼瞼下垂手術
(挙筋前転法・眉下切開)
まぶたの下垂が原因のシワ1〜2週間後半永久的

以下はシワの原因別におすすめの治療法をまとめたものです。

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シワの原因おすすめの治療法理由
表情筋のクセボトックス注射前頭筋の過剰な動きを抑えてシワを予防
紫外線・加齢ヒアルロン酸注射ボリューム補充
動的ジワの定着ボトックス+ヒアルロン酸併用筋肉を抑えつつ溝を持ち上げるダブルアプローチ
まぶたの下垂眼瞼下垂治療+必要に応じて注入治療根本原因を治療しないとシワが再発する

シワの原因は一つとは限らないため、まずは医師の診察で正確に見極めることが大切です。

シワ・たるみの治療について詳しくは「シワ・たるみ」ページもあわせてご覧ください。

当院のおでこのシワ取り治療

笹塚駅前こたろ形成皮ふ科クリニックでは、経験豊富な医師がシワの原因と種類を診察で見極め、最適な治療法をご提案しています。

特にまぶたの下垂が関与しているかどうかの診断は形成外科の専門領域であり、当院の強みの一つです。

ここでは施術の流れと料金をご案内いたします。

治療の流れ

当院でのおでこのシワ取り治療は、以下の流れで行います。

  1. カウンセリング・診察:シワの種類・深さ・まぶたの状態を総合的に確認し、治療方針を決定
  2. 治療法の選択:ボトックス・ヒアルロン酸などから最適な方法を提案
  3. 施術:注入治療は10〜20分程度で完了
  4. 仕上がり確認:鏡で確認し、必要に応じて微調整
  5. アフターケア:経過観察とメンテナンスのスケジュールを設定

ボトックス・ヒアルロン酸注射は施術当日から洗顔が可能で、日常生活への影響は最小限です。

注入部位に軽い赤みや内出血が出ることがありますが、通常は数日〜1週間程度で自然に消失します。

料金

当院のおでこのシワ取りに関連する治療の料金は以下のとおりです。

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治療法メニュー料金(税込)
ボトックス注射韓国製 顔1部位(額・眉間・目尻のいずれか)13,200円
韓国製 顔3部位セット31,680円
アラガン社製 顔1部位16,280円
アラガン社製 顔3部位セット38,280円
ヒアルロン酸注射アラガン社製 1本99,880円
アラガン社製 2本セット(5%オフ)189,772円
眼瞼下垂手術全切開眼瞼下垂手術(挙筋前転法)保険適用・3割負担約40,000〜50,000円
全切開眼瞼下垂手術(挙筋前転法)自費473,000円
切らない眼瞼下垂206,800円
切らない眼瞼下垂+埋没二重327,800円
眉下切開242,000円

※料金は変更になる場合がございます。

最新の料金は「料金表」ページをご確認ください。

シワの原因や深さによって最適な治療法と費用は異なるため、カウンセリング時にお見積もりをご案内いたします。

よくあるご質問

おでこのシワ取りについてよく寄せられるご質問に、形成外科専門医がお答えします。

セルフケアの効果や治療のダウンタイム、まぶたとの関係など気になるポイントをまとめましたので、ぜひ参考にしてください。

おでこのシワはセルフケアだけで消せますか?

乾燥による浅い小ジワであれば、保湿ケアで目立たなくできる可能性があります。

ただし、深く刻まれた静的ジワや表情筋のクセによる動的ジワはセルフケアだけでは難しいため、医療治療をご検討ください。

ボトックス注射で表情が不自然になりませんか?

適切な量を正しい位置に注入すれば、自然な表情を保ちながらシワを改善できます。

当院では形成外科専門医が顔面の筋肉バランスと眼瞼の状態を考慮して注入量を調整するため、不自然になるリスクを最小限に抑えています。

おでこのシワ取り治療にダウンタイムはありますか?

ボトックスやヒアルロン酸注射は施術当日から洗顔が可能で、目立つダウンタイムはほぼありません。

注入部位に軽い赤みや内出血が出ることがありますが、通常は数日〜1週間程度で消失します。

おでこのシワとまぶたの下垂は関係がありますか?

関係があるケースは少なくありません。

まぶたを持ち上げる筋肉が弱まると、代わりにおでこの前頭筋で目を開けようとするため額にシワが刻まれやすくなります。

気になる方は形成外科でまぶたの状態もあわせて診察を受けることをおすすめします。

まとめ

おでこのシワは表情筋のクセ・紫外線・加齢・まぶたの下垂など複数の原因が重なって生じることがほとんどです。

シワは動的ジワ・静的ジワ・乾燥小ジワの3種類に分けられ、種類によって有効な対策が異なります。

浅いシワであれば保湿や紫外線対策で予防・改善が期待できますが、深く刻まれたシワにはボトックス・ヒアルロン酸などの医療治療が効果的でしょう。

特にまぶたの下垂が原因のケースは形成外科での正確な診断が不可欠です。

おでこのシワでお悩みの方は、WEB予約からお気軽にご相談ください。