目の下のクマやたるみを解消するクマ取り治療。すっきりとした若々しい目元を目指せる一方で、「普段からコンタクトレンズを使用している場合、ダウンタイム中はいつから装着できるのか」と不安に感じる方も多いのではないでしょうか。

本記事では、クマ取り後のコンタクト再開目安を治療別に紹介するとともに、装着を控えるべき医学的な理由や、安全に再開するための具体的なステップを分かりやすく解説します。

術後の思わぬトラブルを防ぎ、安心してダウンタイムを乗り越えるためのヒントとしてお役立てください。

目次
新美医師

監修者

新美 雄大

日本形成外科学会認定の形成外科専門医。形成外科専門医ならではの深い知識と繊細な技術力で、傷跡や仕上がりの美しさにこだわった治療を提供しています。シミ取りやクマ取りなどの美容医療においても、先進のレーザー機器などを活用し、患者様一人ひとりのお肌の状態に合わせた最適なアプローチをご提案しています。


【資格】
医学博士、日本形成外科学会認定 形成外科専門医、日本熱傷学会認定 熱傷専門医
【所属】日本形成外科学会、日本美容外科学会、日本熱傷学会、日本創傷外科学会、日本手外科学会

※この記事は、消費者庁国民生活センター厚生労働省の発信する情報を基に、作成しています。
「総額表示」の義務付けに則り、税込価格にてご紹介しています。
※本記事で紹介している手術は保険が適用されず、自費診療です。
厚生労働省が掲げる広告に関するガイドラインに則った運用をしています。

クマ取り後、コンタクトはいつから使える?治療別の再開目安

クマ取り手術後のコンタクト再開時期は、メスを入れる部位やダウンタイムの程度によって異なります。

「術後何日目からレンズを着けられるのか」という疑問にお答えするため、代表的な治療法ごとの再開目安を早見表にまとめました。

【治療別】コンタクトレンズ再開目安の早見表

※横にスクロールできます

治療の種類 当日 翌日 3日後 5日後 1週間後 2週間後
経結膜脱脂術・裏ハムラ法
経結膜脱脂術
裏ハムラ法
表ハムラ法等 (皮膚切開あり)
表ハムラ法等
(皮膚切開あり)
ヒアルロン酸注入
ヒアルロン酸注入

※ 〇:原則可能 / △:状態により可能 ( 医師の許可推奨 ) / ✕:不可 ( 控えるべき期間 )
※ 上記は一般的な目安です。実際の回復には個人差があるため、必ず担当医の指示に従ってください。

ご自身が受ける治療のスケジュールと照らし合わせ、角膜 ( かくまく ) や結膜 ( けつまく ) への負担を最小限に抑えるための参考にしてください。

経結膜脱脂術・裏ハムラ法は術後1週間が目安

まぶたの裏側にある結膜を切開する「経結膜脱脂術 ( けいけつまくだっしじゅつ ) 」や「裏ハムラ法」の場合、コンタクトレンズの再開は術後1週間が一般的な目安です。

これらの手術は皮膚表面に傷ができないメリットがある一方で、レンズが直接触れやすい粘膜側にアプローチします。切開部分を縫合せずに自然な癒着を待つケースも多く、組織が安定するまでに一定の時間を要します。

術後1週間を再開目安とする主な背景
  • まぶた裏側の粘膜にある傷口が自然に塞がるまでの待機期間
  • 術後の腫脹 ( しゅちょう ) や内出血がピークを越えて落ち着くまでの目安
  • 粘膜の傷口にレンズが接触することで治癒が遅れるおそれがあるため

この待機期間中は、視力矯正の手段としてメガネを活用し、コンタクトレンズによる負担を避けましょう。

また、術後1週間が経過した場合でも、目元に強い違和感や腫れが残っている場合は自己判断での再開を避け、状態が完全に落ち着くまで様子を見ることが大切です。

表ハムラ法など切開を伴う手術は抜糸完了後 ( 1〜2週間 ) が目安

表ハムラ法のように、下まつ毛のラインに沿って皮膚を切開する手術の場合、コンタクトレンズの再開は抜糸完了後 ( 1-2週間程度 ) が目安となります。

まぶたの裏側からアプローチする経結膜脱脂術とは異なり、表ハムラ法では皮膚表面を縫合します。そのため、抜糸が終わって傷口がしっかり塞がるまでは、目元の皮膚にテンション ( 引っ張る力 ) をかける動作を控えなければなりません。

抜糸完了まで装着を待つべき具体的な背景
  • レンズ着脱時に下まぶたを引っ張る動作による縫合部への負担
  • 切開した皮膚組織が癒着し安定するまでの安静期間の確保
  • 抜糸前の敏感な目元に触れる回数を減らすための配慮

抜糸が完了し、担当医の診察で傷口の状態に問題がないと確認できた後であれば、徐々にコンタクトレンズの装着を再開することが可能です。

ヒアルロン酸などの注入治療のみの場合は「当日」から可能

メスを使わず、注射器でヒアルロン酸やジャルプロ等の製剤を注入する治療のみを行う場合、原則として手術当日からコンタクトレンズの装着が可能です。

皮膚や結膜を切開する手術に比べて組織へのダメージが少なく、回復が非常に早いのが特徴です。ただし、注入された製剤が周囲の組織にしっかりと定着するまでには、数日程度の時間を要します。

当日装着する際の注意点
  • 過度な圧迫の回避
    レンズを入れる際、下まぶた周辺を強く押さないよう注意する
  • 引っ張る動作の軽減
    着脱時に下まぶたを強く下へ引っ張ると、注入剤が移動するリスクがあるため優しく触れる

治療当日にコンタクトをつけて帰宅することも可能ですが、目元に強い力を加えると仕上がりに影響が出る恐れがあるため、着脱は優しく慎重に行うよう心がけてください。

手術当日・翌日はメガネを持参しコンタクト着用を避ける

どのような種類のクマ取り治療であっても、手術当日および翌日のコンタクトレンズ着用は原則として控えましょう

手術直後の目元は非常に刺激に弱い状態になっているため、帰宅時の視力矯正には必ずメガネが必要となります。

当日の来院時に気をつけるべきポイント
  • 術後はコンタクトを装着して帰宅できないため必ずメガネを持参
  • 治療中も外す必要があるため初めからメガネでの来院を推奨
  • どうしてもコンタクトで来院する場合は保存用ケースや専用液の持参が必須

術後の翌日についても、麻酔の影響や初期の腫脹が強く出やすいタイミングです。

自身の目に負担をかけないためにも、無理にレンズを装着しようとせずメガネで過ごすのが最も安全な選択といえます。

新美雄大 医師
新美雄大
形成外科医

提示している日数はあくまで参考の目安です

術後の回復スピードや腫れの引き方には、どうしても個人差が生じます。目元の見た目が落ち着いて見えても、傷口の癒着が不十分であったり、微小な炎症が残っている場合があります。日数だけで「もう大丈夫だろう」と判断せず、必ず経過観察の診察で担当医の許可を得てからレンズを装着するようにしてください。

クマ取り後にコンタクトを原則控えるべき理由

クマ取り手術の直後は組織の修復過程にあるため、目元が非常に不安定な状態となっています。

そのため、指定された期間を待たずに自己判断でコンタクトレンズの装着を再開すると、物理的な刺激によって傷口の治癒が遅れたり、思わぬ眼病などの合併症を招く恐れがあります。

ここでは、術後の眼球周辺にどのような変化が起きており、なぜレンズの使用を原則控えるべきなのか、具体的な医学的根拠を解説します。

まぶたの腫れや傷口がレンズ装着の妨げになる

クマ取り手術後は、メスを入れた部位やその周辺組織に炎症反応が起こり、一時的な腫れ ( 腫脹 ) や内出血が生じます。

コンタクトレンズを着脱する際は、指で下まぶたを大きく下へ引っ張る動作が避けられません。しかし、術後間もない不安定な状態でこの動作を行うと、塞がりかけている傷口に強い負荷がかかり、修復中の組織を傷つけてしまいます。

無理な着脱動作によって引き起こされる主なトラブル
  • 傷口の離開
    下まぶたを引っ張ることによる再出血や傷口が開くリスク
  • ダウンタイムの長期化
    過度な物理的刺激が加わることによる治癒の遅れ
  • 眼球へのダメージ
    腫れで目が開きにくい状態での無理な装着による摩擦や傷

さらに、まぶたが腫れている状態では目の開き具合 ( 眼裂 ) が狭くなるため、レンズそのものを適切な位置に乗せることが物理的に困難です。

仕上がりを美しく保ち、スムーズな回復を促すためにも、目元への直接的な負担は極力避けるよう心がけましょう。

感染症リスクを高めないための安静期間が必要

クマ取り手術(特にまぶたの裏側を切開する経結膜脱脂術など)の直後は、粘膜部分に傷口が存在しています。術後間もない組織はバリア機能が一時的に低下しており、外部からの細菌に対して非常に無防備な状態です。

コンタクトレンズを着脱する際、どれほどしっかりと手を洗っていたとしても、手指やレンズ表面に付着した見えない細菌が患部周辺に侵入するリスクを完全にゼロにすることはできません。

細菌感染によって引き起こされる主なリスク
  • 局所的な感染
    手指やレンズを介した傷口への細菌侵入
  • 炎症の悪化
    感染に伴う強い痛みや化膿、深刻な腫れの誘発
  • 仕上がりへの影響
    治癒過程の異常によるダウンタイムの長期化や傷跡の悪化

万が一、傷口から細菌が侵入して感染を起こすと、想定以上のダウンタイムを要するだけでなく、最終的な目元の仕上がりに悪影響を及ぼす可能性もあります。

術後の抵抗力が落ちている時期は、感染源となり得るものを極力目元に近づけないための安静期間が不可欠です。

涙の分泌量が一時的に変化しドライアイになりやすい

クマ取り手術の後は、まぶたの腫れによって瞬きが不完全になったり、涙の蒸発を防ぐ油分を分泌するマイボーム腺の働きが一時的に低下したりすることがあります。これらが原因となり、目の表面を潤す涙の量や質が変化し、術後しばらくはドライアイに陥りやすくなります。

コンタクトレンズは本来、涙の層 ( 涙液層 ) に浮かぶように装着することで目への負担を減らしています。しかし、涙が不足している状態でレンズを装着すると、目とレンズの間の摩擦が直接的なダメージへと繋がります。

ドライアイ状態でのコンタクト装着によるリスク
  • 角膜の損傷
    潤い不足によるレンズと角膜の過度な摩擦や角膜上皮障害
  • 強い異物感
    涙のクッションがないことによるゴロゴロ感や強い痛みの発生
  • レンズの固着
    乾燥によってレンズが目に張り付き、外す際に眼球を傷つける危険性

術後の目はただでさえデリケートなため、わずかな乾燥や摩擦が大きなトラブルを引き起こしかねません。

涙の分泌が正常に戻り、目元の不快感がなくなるまでは、レンズの使用を控えることが目の健康を守る重要なポイントです。

麻酔や保護テープの影響でまぶたの感覚が鈍くなっている

クマ取り手術では痛みを抑えるために局所麻酔を使用します。また、術後には腫れや内出血を最小限に抑える目的で、目元に保護用のテーピングを施すケースがあります。これらの影響により、術後しばらくの間はまぶたやその周囲の感覚が一時的に鈍くなるのが一般的です。

感覚が鈍っている状態 ( 感覚鈍麻 ) でコンタクトレンズを着脱しようとすると、痛みや違和感という「目からのSOS」に気づきにくくなります。そのため、普段通りの感覚でレンズを扱っているつもりでも、思わぬ眼病や怪我を招く危険性があります。

感覚が鈍い状態でのコンタクト装着に潜むリスク
  • 角膜の損傷リスク
    指や爪が眼球に触れて傷をつけてしまっても、痛みを感じにくく発見が遅れる危険性
  • 過度な圧力の付加
    まぶたを引っ張る力の加減が分からず、無意識のうちに傷口へ強い負担をかけてしまう恐れ
  • 異物の見落とし
    レンズと目の間にゴミが挟まっていても、ゴロゴロ感を察知できず角膜炎などを悪化させるリスク

このように、痛みや異物感を正しく感知できない期間は、目の安全を守る防衛機能が十分に働いていません。麻酔の影響が完全に抜け、目元の感覚が普段通りに回復するまでは、目への接触を避けることが重要です。

新美雄大 医師
新美雄大
形成外科医

わずかな物理的刺激や感染が仕上がりに影響します

大切な用事があるからと「短時間なら」と無理をして装着してしまうと、着脱時に下まぶたを引っ張る動作で傷口が開いて再出血したり、細菌が入って強い炎症を起こす原因になります。手術後の綺麗で自然な仕上がりと、大切な目の安全を守るためにも、指定された安静期間はメガネでお過ごしいただくのが一番の近道です。

コンタクトを安全に再開するための注意点

クマ取り手術後の安静期間を無事に乗り越え、いよいよコンタクトレンズの着用を再開する時期を迎えても、油断や急な自己判断は禁物です。

術後しばらくの間は、目元の組織や角膜が普段よりも刺激に弱い状態になっています。

ここでは、大切な目の健康と手術の仕上がりを守りながら、安全かつスムーズにレンズのある日常へ戻るための具体的なステップと注意点について解説します。

再開前に担当医の診察で許可を得る

手術ごとの再開目安 ( 1週間や抜糸後など ) は、あくまで一般的なスケジュールに過ぎません。術後の腫れの引き方や、メスを入れた組織の修復スピードには個人差があるため、日数だけで自己判断しレンズの装着を再開することは避けてください。

そのため、コンタクトレンズを再開する前には必ず担当医の診察 ( 経過観察 ) を受け、医学的な見地から許可を得ることが大前提となります。

診察時に医師が確認する主なポイント
  • 傷口の癒着状態
    粘膜や皮膚の切開部がしっかりと塞がり安定しているかの確認
  • 炎症や感染の有無
    まぶたの裏側や結膜周辺に異常な充血・腫れがないかの評価
  • ダウンタイムの進行度
    内出血の引き具合や組織の回復状況などの総合的なチェック

医師の診察によって組織の回復がしっかりと確認されて初めて、コンタクトレンズを安全に装着するための準備が整います。事前のスケジュールありきではなく、ご自身の目元の実際の状態を最優先に考えましょう。

レンズの衛生管理を徹底する

コンタクトレンズの装着を再開する際、最も気をつけたいのがレンズの衛生管理です。術後の目元は、見た目の腫れが落ち着いていても細胞レベルでの修復が続いており、普段よりも感染症に対する抵抗力が低下しています。

2ウィークやマンスリータイプのレンズを使用している方は、日々のこすり洗いやケアが不十分だとタンパク汚れや細菌が蓄積しやすく、デリケートな術後の目に結膜炎などのトラブルを引き起こす原因となり得ます。

再開時のレンズケアのポイント
  • こまめな洗浄と消毒
    普段以上にレンズの洗浄液によるケアを丁寧に行い、清潔な状態を保つ
  • ワンデータイプの活用検討
    徹底した衛生管理に不安がある場合は、一時的に1日使い捨てレンズへ切り替えることも有効

普段お使いのレンズで問題ありませんが、着脱前の手洗いやレンズのケアをより慎重に行うよう心がけてください。

初めは長時間の連続装着を避ける

医師の許可が下りた後であっても、いきなり術前と同じような長時間の連続装着は控えるのが無難です。

術後しばらくコンタクトをお休みしていた目は、角膜の環境や涙のバランスが普段とは異なります。回復途中の状態で急に長時間レンズで覆ってしまうと、過度な乾燥や酸素不足を引き起こし、角膜に細かな傷をつけてしまう恐れがあります。

装着時間を戻していくためのポイント
  • 無理のないペースで再開
    初めから長時間の装着にならないよう配慮し、目の状態を見ながら徐々に慣らしていく
  • 目の状態の観察
    装着中やレンズを外した直後における、異常な充血や強い乾燥感のセルフチェック
  • 代替アイテムの携行
    外出先で目に違和感が出た際、すぐにレンズを外して切り替えるためのメガネの持参

「少しでも目に負担を感じたら無理せず外す」という意識を持ち、焦らずに元の生活ペースへと慣らしていくことが、術後の目を安全に守るためのポイントです。

ゴロゴロ感や充血が出たらすぐに使用を中止する

段階的にコンタクトレンズの装着を再開していく中で、もし目に「ゴロゴロとした異物感」や「充血」「強い痛み」などを感じた場合は、直ちに使用を中止してください

術後の回復期にある目は非常に敏感であり、こうした症状は角膜の傷や初期の感染症、あるいは極度の乾燥を知らせる重要なサインです。少しの違和感だからと我慢して装着を続けると、重篤な眼病やダウンタイムの長期化に直結する危険性があります。

異常を感じた際にとるべき適切な対応ステップ
  • 速やかなレンズの取り外し
    症状を自覚した時点ですぐにコンタクトを外しメガネによる視力矯正への切り替え
  • 安静と経過観察
    目をこすったり触ったりせず人工涙液などで優しく潤いを補給しながらの安静
  • 担当医への相談
    症状が改善しない場合や悪化する場合における速やかなクリニックへの連絡と受診

少しでも目に負担を感じたら、その日はコンタクトをお休みする決断が大切です。万が一のトラブルを未然に防ぎ、美しい目元の仕上がりを守るためにも、自身の目の状態には常に敏感でいるようにしてください。

新美雄大 医師
新美雄大
形成外科医

少しでも違和感があれば無理せず即座に使用を中止してください

医師の許可を得て再開した後でも、直後の目は非常にデリケートです。ゴロゴロとした異物感や充血、痛みが現れた場合は、すぐにレンズを外してメガネ生活へ戻してください。「これくらいなら我慢できる」と装着を続けると角膜を傷つけるおそれがあります。症状が改善しない場合は無理をせず、いつでも当院までご相談ください。

コンタクトが使えない期間のメガネ生活と目元ケア

クマ取り手術後は、コンタクトレンズの着用をお休みし、メガネで生活する期間が必ず発生します。

このダウンタイム中は目元の組織が非常に傷つきやすくなっているため、メガネによる患部への物理的な負担を防ぐと同時に、傷口や周辺の皮膚を清潔に保つケアが欠かせません。

そこで本章では、今日から実践できる正しい洗顔・スキンケア方法、そしてドライアイ対策について詳しく解説します。

術後の目元を清潔に保つ洗顔・スキンケアの方法

クマ取り手術後のダウンタイム中は、感染症を予防するために目元を清潔に保つことが重要です。しかし、治癒過程にある傷口や腫れが生じている患部に、摩擦や物理的な刺激を与えることは厳禁となります。

洗顔の際は、洗顔料をたっぷりと泡立て、手と肌が直接触れないよう泡のクッションを利用して優しく汚れを落とすのが基本です。また、スキンケアを行う際も患部を強くこすったり、刺激の強い基礎化粧品を塗布したりしないよう細心の注意を払う必要があります。

術後の目元を守る洗顔・スキンケアのポイント
  • 洗顔時の摩擦防止
    たっぷりの泡で包み込むように洗い、タオルで拭く際もこすらず優しく水分を吸い取る工夫
  • シャワーの水圧への配慮
    直接患部に強い水流を当てることを避け、手ですくったぬるま湯で優しくすすぐ洗顔方法
  • スキンケア成分の選択
    アルコールなどの刺激が強い成分を避け、患部周辺には低刺激な保湿アイテムを活用する配慮

なお、術式 ( 結膜側からのアプローチか、皮膚切開を伴うかなど ) によって、水洗いや洗顔料の使用を開始できる具体的な日数は異なります。

必ず担当医が指示するスケジュールを守り、自己判断で患部を濡らすことのないよう注意してください。

ドライアイ対策に人工涙液を活用する

すでに解説した通り、クマ取り手術の後はまぶたの腫れなどの影響によって瞬きが不完全になりやすく、一時的なドライアイ ( 目の乾燥 ) を感じることがあります。この不快なゴロゴロ感や乾燥症状を和らげるためには、自分の涙に近い成分で作られた「人工涙液」の活用が非常に有効です。

ただし、術後の非常にデリケートな目に市販の目薬を使用する際は、成分選びに細心の注意を払う必要があります。充血を取るための血管収縮剤や、長持ちさせるための防腐剤が含まれている製品は、修復中の組織に過度な刺激を与え、かえって炎症を引き起こす恐れがあるためです。

目元に優しい人工涙液の選び方と点眼のポイント
  • 防腐剤無添加の製品選び
    防腐剤や血管収縮剤が含まれていない刺激の少ない人工涙液の選択
  • 清潔な点眼方法の実践
    容器の先端がまぶたやまつ毛に直接触れて細菌が繁殖しないよう注意を払った点眼
  • 適切な使用頻度の維持
    担当医の指示に従い乾燥を感じたタイミングで適宜潤いを補給するこまめなケア

目をしっかりと潤して角膜を保護することは、不快感を軽減するだけでなく、スムーズな回復を助けることにも繋がります。市販薬の選び方に迷った際は、クリニックで術後用の点眼薬を処方してもらえるか相談してみるのも一つの方法です。

目の下のクマ取りなら当院「こたろクリニック」にご相談ください

目の下のクマやたるみは、お顔全体の印象を大きく左右する繊細な悩みです。

当院「こたろクリニック」では、患者様一人ひとりの症状やご不安に寄り添い、術後のコンタクトレンズ再開やダウンタイムの過ごし方までしっかりと見据えた最適な治療法をご提案しています。

ここでは、当院が提供する治療の種類や料金の目安、ご来院から術後のアフターケアまでの具体的な流れについて詳しくご紹介します。

当院で行うクマ取り治療の種類と特徴

当院では、お顔の構造を熟知した「日本形成外科学会認定の形成外科専門医」を中心に診察を行っております。解剖学的な知見に基づき、クマの根本原因 ( 脂肪の突出、骨格的なへこみ、皮膚のたるみ等 ) を的確に見極めたうえで、最適なアプローチをご提案します。

下眼瞼脱脂手術やハムラ法をメインとしつつ、ご希望に合わせて以下のような幅広い治療法を用意しております。

当院で対応している主なクマ取り治療の種類
  • 下眼瞼脱脂手術 ( 経結膜脱脂 )
    まぶたの裏から余分な脂肪を取り除く治療
  • ハムラ法 ( 表・裏 )
    突出した脂肪をくぼみに移動させ、必要に応じて皮膚のたるみも切除する治療
  • 注入治療
    ヒアルロン酸や目元特化の製剤 ( ジャルプロ等 ) で内側からハリを持たせる切らない治療
  • 他院修正手術
    過去の手術によるふくらみの残りやくぼみなどを修正・改善する治療

不必要な手術を無理に勧めることは決してありません。患者様のダウンタイムの許容度やご希望に寄り添い、メリットだけでなくリスクも事前にしっかりと共有いたします。

当院のクマ取り治療の料金目安

当院で提供しているクマ取り治療の主な料金 ( 税込 ) は以下の通りです。

患者様の症状に合わせて最適なプランをご提案しており、事前のカウンセリングでご提示したお見積もり以外の追加費用は発生いたしません。

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治療名 料金 (税込) おすすめの方・特徴
下眼瞼脱脂手術
(経結膜脱脂)
通常:242,000円
モニター:198,000円
脂肪の突出や影、青クマと黒クマが混在している方
※脂肪注入の費用込み
下眼瞼のたるみ取り+脱脂
(経皮脱脂)
396,000円 脂肪のふくらみに加え、皮膚のたるみが強く出ている方
表ハムラ法 498,000円 重度の皮膚のたるみと、強いくぼみが混在している方
裏ハムラ法 440,000円 皮膚のたるみは少なく、ふくらみとくぼみの段差が目立つ方
脱脂後別日たるみ取り 165,000円 当院での脱脂手術から半年以内で、たるみが気になり始めた方
ヒアルロン酸注射 1本:19,800円 切開を避けたい方
※2本目以降割引あり
ジャルプロ ヤングアイ 1回:38,500円
4回:132,000円
青クマや小ジワなど、目元のトータルケアをしたい方
他院修正手術 経結膜脱脂:297,000円
たるみ取り+脱脂:451,000円
過去のクマ治療の仕上がりに満足できず修正を希望される方
各種オプション 笑気麻酔:5,500円
ミッドチークリフト:220,000円
吉武院長指名料:33,000円
痛みが不安な方や、さらなるリフトアップ効果をご希望の方など

※事前カウンセリングにて、ご予算やダウンタイムのご希望をお伺いしたうえで、明確な総額をお伝えいたします。
※モニターには医師のカウンセリングによる審査がございます。詳細はカウンセリングにてお問い合わせください。

カウンセリングから術後アフターケアまでの流れ

当院では、初めて美容医療を受けられる方や目の下の手術に対してご不安を抱えている方でもリラックスしてお過ごしいただけるよう、ご来院から術後のアフターケアまで一貫した丁寧なサポート体制を整えております。

初診カウンセリングからアフターケアまでのステップ

STEP 1
専門医による診察とカウンセリング
形成外科専門医がクマの種類や状態を的確に診断し、医学的根拠に基づいた最適な治療法のご提案
STEP 2
明確な費用のご説明とご予約
お見積もり以外の追加費用がないよう総額を明示し、内容にご納得いただいたうえでの手術日程の調整とご予約
STEP 3
痛みに配慮した丁寧な手術の実施
局所麻酔 ( ご希望に応じて笑気麻酔も追加可能 ) を使用し、脱脂手術では終了前に座った状態で仕上がりを最終確認
STEP 4
術後の患部冷却とご帰宅
腫れや内出血を最小限に抑えるため数分間しっかりと患部を冷却し、その後のスムーズなご帰宅
STEP 5
LINEを活用した安心のアフターケア
ダウンタイム中の不安に寄り添うため、術後1ヶ月間は公式LINEを用いた無料相談への対応

手術中に座った状態で仕上がりを確認するアプローチは、重力によるお顔の変化を正確に把握し、自然な目元を追求するために当院が大切にしている工程です。

ご来院いただいた当日に無理に手術を勧めることは決してありませんので、まずはご自身のクマの状態を知るためのご相談だけでも、お気軽にご来院ください。

クマ取り後のコンタクトに関するよくある質問Q&A

クマ取り手術後のコンタクトレンズ再開やダウンタイム中の過ごし方については、事前のカウンセリングでも多くの患者様からご質問をいただきます。

ここでは、カラーコンタクトの扱いから、自己判断で装着を再開してしまった場合のリスク、万が一目に異常を感じた際の対処法まで、よく寄せられる疑問にQ&A形式で詳しくお答えします。

術前の準備や術後の不安を解消するための参考にしてください。

Q1. カラーコンタクトや乱視用レンズも同じ期間控えるべきですか?

A1. はい。カラーコンタクトレンズや乱視用レンズであっても、控えるべき期間は一般的なクリアレンズと全く同じです。

レンズの種類を問わず、着脱時に下まぶたを大きく引っ張る動作が傷口や患部への負担となる点に変わりはありません。また、カラーコンタクトレンズは一般的なクリアレンズに比べて厚みがあり、酸素透過率が低い製品も多いため、術後のデリケートな目や角膜にさらなる負担をかけやすいという懸念があります。

安全に目元のおしゃれを楽しむためにも、術後しばらくは衛生管理のしやすいクリアレンズから少しずつ慣らしていくことがおすすめです。

Q2. クマ取り手術前もコンタクトの使用を控える必要はありますか?

A2. 手術の数日前からコンタクトの使用を制限する必要は基本的にありません。ただし、当日の治療直前には必ず外していただきます。

ご来院いただく直前までは、普段通りにコンタクトレンズを装着してお過ごしいただいて問題ありません。しかし、手術中は目を安全に保護し、麻酔や施術によるトラブルを防ぐため、必ずレンズを外した状態で行う必要があります。

手術当日のコンタクトに関する注意点
  • ケースの持参
    院内でスムーズに外せるよう、コンタクトケースや保存液を必ずご持参ください ( ワンデーの場合は破棄していただきます ) 。
  • メガネの準備
    手術直後からダウンタイム期間中はコンタクトレンズが使用できないため、お帰りの際にかける視力矯正用のメガネを忘れずにご用意ください。
  • 装着でのご来院
    コンタクトレンズを装着したままクリニックへお越しいただくこと自体は問題ありません。

Q3. 再開後に目が充血・痛みが出た場合はどうすればよいですか?

A3. 直ちにレンズを外し、コンタクトの使用を中止したうえで速やかに担当医へご相談ください。

術後の目は、見た目の腫れや内出血が落ち着いてきても、普段より抵抗力が落ちて敏感な状態にあります。充血や強い痛みは、角膜の傷や感染症などを知らせる目の重要なSOSサインである可能性が高いため、自己判断で様子を見るのは危険です。

Q4. 自己判断で早めに再開するとどのようなリスクがありますか?

A4. 傷口が開いて出血したり、細菌感染によって重篤な眼病を引き起こしたりする危険性があります。

手術の美しい仕上がりを損なうだけでなく、視力に関わる重大なトラブルを招く原因にもなり得ます。自己判断での再開は絶対に避け、必ず担当医の許可が下りてから装着するようにしてください。

Q5. コンタクトが使えない間、どうしても視力矯正が必要な場合はどうすればよいですか?

A5. 事前にご自身の度数に合ったメガネを用意し、ダウンタイム中はメガネで生活していただく必要があります。

クマ取り手術の直後から担当医の許可が下りるまでの期間は、度なしのコンタクトを含め、いかなるレンズの装着もできません。お仕事や日常の外出などで視力矯正が不可欠な方は、手術前までに必ずメガネを準備しておきましょう。

まとめ|クマ取り後のコンタクトは焦らず正しい期間を守ろう

クマ取り手術後にコンタクトレンズの着用を再開する際は、自己判断で焦って装着せず、十分な安静期間を設けることが何よりも大切です。術後の目元は一見落ち着いているように見えても、組織の修復が続いており不安定な状態にあります。

クマ取り後のコンタクト再開・目元ケアの要点
  • 担当医の診察と許可が必須
    一般的な期間の目安だけで判断せず、必ず医師の経過観察を受けてから再開する
  • レンズの衛生管理を徹底する
    感染症リスクを抑えるため丁寧なケアで清潔を保つか、ワンデーの活用を検討する
  • 異常を感じたら即使用中止
    ゴロゴロ感や充血、痛みが出た場合はすぐにレンズを外し、クリニックへ相談する

目の下のクマやたるみ、術後の過ごし方に関する疑問や不安がある方は、ぜひ「こたろクリニック」までお気軽にご相談ください。

形成外科専門医の知見に基づき、丁寧なカウンセリングとアフターケアで理想の目元づくりをサポートいたします。

参考文献
・厚生労働省:美容医療に関する取扱いについて
・厚生労働省:美容医療診療指針(分担研究報告書)
・国民生活センター:美容医療サービスに関する注意喚起
・日本形成外科学会:形成外科診療ガイドライン2021年版
・日本形成外科学会:加齢性眼瞼下垂(腱膜性眼瞼下垂・眼瞼皮膚弛緩症)
・日本皮膚科学会:美容医療診療指針
・日本美容外科学会会報(JSAPS):美容医療診療指針(令和3年度改訂版)
・一般社団法人 日本美容外科学会(JSAPS):美容医療をオンライン診療で行うクリニックのトラブル
・森・濱田松本法律事務所:医療法ニュースレター(2025年版)
・【別添2】 美容医療における合併症実態調査と診療指針の作成及び医療安全の確保に向けたシステム構築への課題探索(20IA1011)