ぷっくりとした涙袋は若々しい印象を与え、優しい目元を演出できるため、涙袋を大きくしたいという方は多いでしょう。

しかし一方で涙袋が目立っていて困るというケースもあります。

今回は、涙袋ができる原因や涙袋を小さくする方法、当院の施術などをご説明します。

 

涙袋ができる原因

涙袋は目の下側にあるふくらみのことで、眼輪筋と呼ばれる筋肉からできています。

涙袋は別名ホルモンタンクといいますが、涙袋の中に涙やホルモンが入っているわけではなく、生まれつきある人とない人がいます。

また、無表情のときにもふくらみがある人、笑ったときにふくらみが出る人など、形や大きさも人によって異なります。

大きな目の人は笑ったときに眼輪筋に力が入り、盛り上がりができやすいといわれています。

 

涙袋と目袋の違い

涙袋は目のすぐ下側にあるふくらみのことで、眼輪筋と呼ばれる筋肉が発達している状態のものです。

一般的に涙袋は相手に若々しさや好感を与えやすく、特に若い世代から人気があることが特徴です。

目袋は、涙袋の下にできるふくらみのことで、前方へ突出している眼窩脂肪を指します。

 

主に加齢などで眼球を支えるロックウッド靭帯などが少しずつ緩むことで眼球が押し下がることにより、眼窩脂肪が圧迫され前方へ押し出されることが目袋ができる原因といわれています。

また、皮膚のハリの低下や皮膚への刺激や乾燥なども一因とされています。

 

涙袋を小さくするには

涙袋を小さくする方法として、主に以下のようなことが考えられます。

 

マッサージ

目の下のむくみは、水分が過剰に溜まることが原因と考えられています。

塩分の過剰摂取やアルコールの摂取はむくみの原因のひとつです。

また、睡眠不足やスマホ・パソコンを長時間使用して目を酷使することも、目の下のむくみにつながるといわれています。

目の下のむくみの解消法として、指に乳液やクリームをつけて目のまわりをくるくる撫でる、ホットタオルと冷やしたタオルを交互に顔の上にのせることなどが知られています。

 

メイク

涙袋を隠すようにコンシーラーを当てることで、強調されている涙袋を目立たなくできると考えられます。

気になる部分にコンシーラーを使用した後は、軽くたたいてなじませ、パウダーで油分を取って整えましょう。

 

涙袋を大きくみせる方法

涙袋を大きくする方法として、主に以下のようなことが考えられます。

 

眼輪筋トレーニング

眼輪筋を鍛えることで、涙袋を大きくできる可能性があります。

左右それぞれウインクを繰り返す、下まぶたに力を入れて目を細めてキープするなど、さまざまな方法があります。

間違った方法は、目の下のたるみやクマ、しわなどの原因となることがあるため、医師に相談の上で行いましょう。

 

メイク

眼輪筋を鍛えることで涙袋を大きくできる可能性はありますが、今すぐに涙袋を作りたい場合にはメイクが効果的です。

涙袋がある位置の下辺りにアイライナーで影を作ります。

涙袋専用のアイライナーや、薄いブラウンのアイライナーが存在します。

 

次に涙袋を作りたい部分にハイライトを入れます。色はホワイトやピンク、パールが入ったものを使用するとよいでしょう。

涙袋を目立たせるようなメイクをすることで、より立体感のある目元を演出することができます。

 

脱脂手術

もともと涙袋がある人が脱脂手術を行うと、涙袋が強調されてみえる場合があります。

脱脂手術とは、前方へ突出している眼窩脂肪を取り除き、皮膚のクマやたるみを改善するための治療法です。

眼窩脂肪は涙袋の下にある目袋の原因とされるため、脱脂手術によって余分な眼窩脂肪を除去することでふくらんだ状態がなくなり、涙袋が強調されて見えると考えられます。

 

当院の施術

当院では、目の下のたるみに対して、2種類の治療方法があります。

 

脱脂手術

まぶたの裏側から眼窩脂肪を取り除き、皮膚のクマやたるみなどを改善します。

局所麻酔を追加投与しながら行いますが、目の奥が押されているような感覚を伴います。

必要に応じて止血をするため、内出血を最小限に抑えられることが特徴です。

 

仰向けの状態で適度な量の眼窩脂肪を取り除いた後は、座った状態で表情を確認し、取り除いた眼窩脂肪が適度な量であった場合は手術終了となります。

クマの凹みが強い場合のみもしくは脂肪注入をご希望の場合のみ、この後に脂肪注入を行います。

 

脱脂手術と目の下のたるみ取り

脱脂手術で眼窩脂肪を取り除くと、収めていた部分の皮膚が余るため、たるみやしわが悪化することがあります。

そこで当院では、まぶたの表側から眼窩脂肪を取り除いた上で、余っている皮膚を除去する治療法も行っています。

目の下の表面の縁から3〜5mmほど下方を目尻に向けて「への字」に切開し、必要に応じて慎重に止血しながら余分な脂肪を取り除きます。

シワの増加の原因とされる皮膚と一部眼輪筋を除去し、縫合したら手術終了となります。

 

施術の経過とリスク

当院での脱脂手術や目の下のたるみ取りによる副作用や注意点は、以下のようなものが挙げられます。

症状の現れ方や程度には、個人差があります。

 

腫れ

翌日~1週間程度、腫れることがあります。むくみやすい方は腫れやすいですが、全く腫れない方もいらっしゃいます。

 

内出血

経結膜脱脂法による内出血は約1割の方にみられます。

施術中の麻酔の際、表面からはわからないような血管に麻酔の注射針が当たると内出血を引き起こすことがあります。

その場合、通常は約2週間で黄色くなり目立たなくなります。

脱脂手術と目の下のたるみ取りを行った場合にも内出血は起こり、通常は2週間程度で黄色くなり目立たなくなります。

 

疼痛

施術から1~2週間程度は、目を動かしたとき、圧迫したときに違和感のような痛みが続くことがあります。

 

出血

約1週間にわたって涙のように少しずつ出血することや、鼻から出血することがあります。

また約1週間は一度にまとまって出血する可能性があるため、寝具はタオルなどを敷いておきましょう。

 

血腫

手術部位に血が溜まり、塊のように感じることがあります。大きさによって期間は異なりますが、通常は体内に少しずつ吸収されていきます。

大きい場合は再度傷口を開けて血腫を除去します。

 

シコリ感

脂肪注入をした場合、シコリ感が続くことがあります。

 

抜糸

経結膜脱脂法の場合は縫合しないため、抜糸の必要はありません。

一方、経皮的に脱脂手術と目の下のたるみ取りを行った場合は、まぶたの表側を縫合するため、約1週間で抜糸が必要です。

 

施術料金

当院での施術料金は、下記の通りです。

 

脱脂手術242,000円
脱脂手術と目の下のたるみ取り297,000円
笑気麻酔5,500円
院長指名料33,000円

 

涙袋はメイクや目のまわりのむくみを取ることで、小さくできる可能性があります。

また涙袋を大きくみせたい場合には、メイクのほかにも眼輪筋トレーニングや脱脂手術などが選択肢として考えられます。

涙袋でお困りの方は、当院へお気軽にご相談ください。

 

WEBからのご予約も可能です。

スマホやパソコンから空き状況をご確認の上、ご予約できるのでおすすめです。初診の受付も可能です。

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(こたろクリニック院長 :吉武 光太郎 監修)

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