インフルエンザ予防投与について

インフルエンザの予防投与とは？

インフルエンザ予防投与は、発症を防ぐために抗インフルエンザ薬を使用する方法です。

インフルエンザに感染した方と接触した場合や、流行シーズンに感染リスクが高い状況で行われます。

当院では、患者様の状況を鑑みて最適な薬を選択し、発症リスクを減らすサポートを行っています。

以下のような方に予防投与をオススメします。

✔︎家族・職場・学校で感染者が出た方

✔︎受験や資格試験を控えている受験生・保護者の方

✔︎重要な仕事や大きなイベントを控えている方

✔︎高齢者や乳幼児と同居している方

まずは当院にご相談いただき、ご自身に適した対応を検討しましょう。

当院の予防投与で採用している薬剤は以下の通りです。

どちらのお薬も安全性は高いですが副作用などもありますので、状況に合わせた薬剤を選択いたします。

また、認可されている予防薬ではありますが、保険適応ではなく自費診療となりますのでご了承ください。

1日1回、7〜10日間服用する経口薬です。

副作用：吐き気、頭痛、胃の不快感など

1〜2度の吸入で効果が持続するため、服薬の手間が少ないタイプです。

副作用：喉の違和感や軽い咳

イナビルの吸引方法はこちらをご覧ください。
（動画で解説：https://www.influ-news.info/inhalation/movie.html）

予防投与を行うことで、インフルエンザ発症のリスクを少なくすることはできますが、完全に予防できる訳ではありません。

引き続き手洗いやマスク着用などの基本的な感染対策も併用してください。

当院のインフルエンザ予防投与は自費診療となります。

診察料として5,500円かかります。その際、処方箋をお出ししますので近隣の薬局にてお受け取りください。

（お薬代は別途5,000〜7,000円ほどかかります。※日時や処方量によって料金が異なりますのでご了承ください）

ご本人様の受診が必要です。また予防内服の処方は医師の診察が必須です。
必ず処方を希望されるご本人様がご来院ください。
当院では抗インフルエンザの予防投与のみ対応のため、インフルエンザ症状のある方・感染が疑われる方、検査希望の方は受診できません。
発熱外来を設けている医療機関や内科クリニックの受診をお願いいたします。
「医薬品副作用被害救済制度」について
予防内服は、添付文書で推奨されている対象者（高齢者や基礎疾患のある方など）以外の方が使用した場合、万が一重い副作用が起きても国の救済制度の対象外となる可能性があります。

インフルエンザの予防接種を受けていても予防投与は必要ですか？: ワクチンは重症化を防ぐ効果がありますが、感染そのものを防ぐ効果は限定的です。感染リスクが高い状況では予防投与をおすすめします。
子どもや高齢者でも受けられますか？: 年齢や体調に応じた薬を処方しますので、安心して受けていただけます。
タミフルとイナビルの違いは何ですか？: タミフルは経口薬、イナビルは吸引薬です。
家族が感染しました。間に合いますか？: 接触から48時間以内に服用を開始すれば高い効果が期待できます。
試験や大事な予定の何日前から飲むのがベストですか？
一般的には大事な予定の1週間前から開始するのが理想です。

薬の効果は7〜10日ほど持続しますので、入試が1月1日の場合は12月25日頃から開始が目安です。
受験生の場合は予防投与＋予防接種併用が最も効果的です。