脂肪腫の手術について
当院では、脂肪腫の手術を行っています。脂肪腫は少しずつ大きくなるため、直径が1cm以上になった場合に手術を検討した方がよいと考えられます。体の表面に柔らかいできものがある、ドーム状の柔らかな膨らみがみられる場合は、お気軽にご相談ください。
脂肪腫とは
脂肪腫は、皮膚の下の脂肪細胞が増殖してできる良性腫瘍です。皮膚は外側から、表皮・真皮・皮下組織の3層から構成されています。脂肪腫は最も内側の皮下組織にできる浅在性脂肪腫と、筋肉内や筋肉間にできる深在性脂肪腫があります。筋肉の奥にできた場合は皮膚科での治療が難しいことがあるため、脂肪腫は形成外科で診てもらった方がよいといわれています。通常、成長した脂肪組織による単発の腫瘍ですが、まれに多発する場合があります。多発するものは血管脂肪腫と言われます
また脂肪腫は幼少期に発生するとされますが、ゆっくり成長することが特徴です。見た目にはわかりにくいため、早い段階では脂肪腫の存在に気づかないことも多く、40~50歳代で発見されやすいといわれています。
脂肪腫が発生する明確な原因はわかっていません。脂肪細胞がある部位にはどこにでもみられますが、特に背中や額など刺激を受けやすい部位にできやすい傾向にあります。
脂肪腫の症状
基本的に、脂肪腫による痛みはないです。直接命に関わるものではありませんが、徐々に大きくなるため、美容面での問題や運動に支障が出ることもあります。脂肪腫の大きさはさまざまで、数mm程度~10cm以上に達するものなど、幅広く存在します。
脂肪腫の診断
視診や触診などの診察を行い、場合によってはエコー検査やMRI検査などをすることもあります。
※こたろクリニックでは、エコー検査やMRI検査は機械がないので行っておりません。
脂肪腫の治療
再発を予防するためには、腫瘍を完全に摘出することが必要です。腫瘍が小さすぎると適切に取ることができないため、直径が1cm以上になったら、切除の検討をするとよいでしょう。
患部に局所麻酔後、メスで皮膚を切開して脂肪腫を取り除き、皮膚を2層に縫合します。
大きいものや筋肉への癒着がみられるものなどは摘出後に空間ができてしまい、内部に血液などの体液がたまる可能性があります。そのため、ペンローズドレーンというシリコン状のシートを1~3日間入れておき、トラブルを防ぎます。ドレーンを入れている間は、手術創を濡らすことは禁止です。
ドレーンを入れていない、または取り除いた後は、翌日からよく泡立てた石鹸で手術創を洗います。細菌の数を減らし、手術創の感染の確率を低下させるため、やさしく洗いましょう。洗浄後は厚めにガーゼを当て、テープで止めておいてください。また抜糸するまでは、以下の3点に気をつけて生活しましょう。
入浴
お風呂の中は雑菌が多く、手術創の感染のリスクが高まるため、浴槽に入ることは避けましょう。
飲酒、運動
血流がよくなるため、手術創に血がたまり血腫になる恐れや出血する可能性があります。
喫煙
ニコチンの作用により血管が収縮し、血流の低下を招くため、手術創の治りが悪くなります。可能であれば、喫煙しましょう。
当院の特徴
当院の特徴として、以下のようなものがあります。
小さい傷跡
手術痕が最大限成長した後に、最も目立ちにくくなるような角度、大きさ、方向で切開し、手術を行います。
痛みに配慮した治療
手術では細い針で局所麻酔をし、刺したときの痛みを可能な限り少なくしています。ご希望の方には、笑気ガスも使用可能です。
電気メスによる止血
当院では電気メスを導入し、止血の際はしっかりと対応できる設備を整えています。
形成外科による手術
脂肪腫へのメスの入れ方や縫い方、皮膚の扱い方の知識や技術をもち、患者さん一人ひとりに応じた手術を行います。皮膚科では治療が難しいとされる筋肉の奥にできる脂肪腫であっても、形成外科で適切に対応します。
顔用と体用の糸を使い分ける
手術する部位によって使用する糸の太さを変えることにより、スーチャーマークと呼ばれる縫い跡を残しにくくします。
手術費用
脂肪腫の手術は保険適用で、全国統一となります。手術料金は、約22,000円です。
そのほか、診察料・検査料・処方料・病理検査料がかかります。
患者様ご来院マップ
こたろクリニックは、東京都渋谷区笹塚1-56-10に位置し、京王線「笹塚駅」より徒歩1分の便利な場所にあります。このアクセスの良さから、渋谷区内だけでなく、近隣の世田谷区、杉並区、新宿区、港区、目黒区、千代田区、中野区からも多くの患者様にご来院いただいております。
また、周辺には笹塚駅、代田橋駅、東松原駅、永福町駅、代々木上原駅、代々木八幡駅、幡ヶ谷駅、初台駅、新宿駅、代々木駅など、主要な駅が多くあり、幅広い地域からのアクセスが可能です。
さらに、京王線沿線の明大前駅、千歳鳥山駅、調布駅、府中駅、つつじヶ丘駅、仙川駅、八幡山駅、桜上水駅からもアクセスが良好で、多くの患者様がご来院されています。
また、渋谷区以外にも、中央区、豊島区、文京区、台東区、品川区、練馬区、大田区、江東区、墨田区など、都内全域や川崎市、横浜市などの神奈川県からも、多くの患者様が訪れています。
上記の地域で目の下の脱脂、目の下のクマ取り、目の下のたるみ治療、シミ取り治療、医療脱毛、形成外科・皮膚科をお探しの方は、お気軽にこたろクリニックへご相談ください。
院長紹介
理事長
吉武 光太郎(よしたけ こうたろう)
- 日本形成外科学会認定 形成外科専門医
- 日本形成外科学会
- 日本美容外科学会
- 日本創傷外科学会
学 歴
2011年 | 埼玉医科大学 卒業 |
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経 歴
2011年 | 埼玉医科大学卒業、埼玉医科大学国際医療センター 研修医 |
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2013年 | 埼玉医科大学病院 形成外科美容外科入局 |
2015年 | 前橋赤十字病院 形成美容外科、都内美容外科勤務 |
2016年 | 埼玉医科大学病院、都内美容外科勤務 |
2017年 | はなふさ皮膚科クリニック、都内美容外科勤務 |
2018年 | 千里中央花ふさ皮ふ科クリニック、はなふさ皮膚科クリニック勤務、都内美容外科院長 |
理事長略歴
埼玉県越谷市に生誕し中学高校大学と埼玉県で育つ。埼玉医科大学を卒業後、埼玉医科大学国際医療センターで研修医を務める。埼玉医科大学病院形成外科美容外科に入局し地域に根ざした治療をする。群馬県の前橋赤十字病院で顔面骨骨折や眼瞼下垂の手術を中心に経験を積み、昭和大学形成外科の同門にも入会する。同時期より東京の美容クリニックで二重やヒアルロン酸といった美容皮膚科、美容外科の治療経験を積むようになる。埼玉医科大学病院に戻ってからは、顔面骨骨折治療班で活躍をし、学会ではドクターに対して講演を行う。さらに一般皮膚科でも研修を積み、埼玉だけでなく大阪のクリニックでも地域に必要とされるドクターとなる。また、都内の美容外科で院長に就任し、局所麻酔で出来る範囲での美容外科の治療と、メスを使わないヒアルロン酸やスレッド、レーザー治療などを行い、患者様から慕われるだけでなく、スタッフからも慕われる。2019年3月に笹塚で地域に根ざした保険診療の皮膚科、形成外科(眼瞼下垂、逆さまつげ、できもの、黒子の治療がメイン)、自費診療の 美容皮膚科(レーザーやスレッドリフトやヒアルロン酸や脂肪溶解注射、AGAがメイン)、美容外科(局所麻酔でできる範囲の目元の治療がメイン)を行うクリニックをオープンする。
WEBからのご予約も可能です
スマホやパソコンから空き状況をご確認の上、ご予約できるのでおすすめです。初診の受付も可能です。
※院内でのお待ちいただくお時間を軽減するためにご予約後にWEB問診票のご記載もお願いします。
※ご予約は診療のご予約となります。処置の予約ではないのでご注意ください。