
- セルノスデポとは
- 男性更年期と治療に期待できること
- 投与方法とスケジュール
- 副作用と治療における注意点
- セルノスデポの治療の流れ
- 治療後の経過と効果の確認
- セルノスデポの料金案内
- よくあるご質問(FAQ)
頑張りたい気持ちはあるのに、気力がついてこない
「昔のように、メラメラした気持ちが湧いてこない」
「筋トレもサプリも試しているのに、最後までやり切れない」
理由がわからないまま、何かを変えなければと焦っていませんか。
その不調には、男性ホルモンの低下が関わっている場合があります。ただし、睡眠不足やストレス、別の病気でも似た症状が現れます。
自分を責めながら頑張り続ける前に、まずは体の状態を確かめてみませんか。
当院では、診察にて原因を検討し、男性ホルモン補充療法が適しているかを判断します。
セルノスデポとは
セルノスデポは、テストステロンウンデカン酸エステルを含む、持続性のテストステロン注射です。男性ホルモンの低下に伴う心身の不調や性機能の低下に対して、不足したホルモンを補う目的で使用します。
臀部の筋肉に注射し、約3ヶ月を目安に治療を継続します。一般に男性ホルモン注射とも呼ばれますが、希望すれば誰でも受けられる治療ではありません。
現在ある症状をしっかり確認し、医師が適応を判断します。セルノスデポは日本国内では未承認の医薬品であり、当院では自由診療として行います。
男性更年期と治療に期待できること
意欲や集中力の低下・疲れやすさが気になる方へ
「仕事も趣味も、以前ほど気持ちが乗らない」「始めることはできても、続ける力が出てこない」——男性更年期障害では、こうした心の変化とともに、疲れやすさなどの身体的不調が現れることがあります。
テストステロンの低下が確認された場合、男性ホルモン補充療法が有力な選択肢となります。ただし、意欲や疲労感への効果には個人差があり、十分な改善が得られない場合もあります。
困っている具体的な場面や症状が始まった時期を伺い、生活習慣やほかの要因も含めて総合的に治療の必要性を判断します。
性欲の低下や勃起の変化も相談できます
「性欲が以前より低下した」「朝立ちの頻度が減った」「勃起を維持しにくい」といった変化も、男性ホルモン不足に伴って現れることがあります。テストステロンの低下が関係している場合には、補充療法によって性欲や性機能の改善が期待できることがあります。
ただし、ED(勃起不全)には血管や神経の疾患、服用中のお薬、心理的な要因なども複雑に関わっているため、男性ホルモン注射だけで改善するとは限りません。「年齢のせいだから」と決めつけず、いつから、どのような変化があるかをお聞かせください。診察でしっかりと原因を判断します。

セルノスデポの投与方法とスケジュール
セルノスデポは、臀部の筋肉に注射を行います。
1回の注射で約10〜14週間(約3ヶ月間)の作用持続が期待されますが、持続期間や症状の変化には個人差があります。
当院では約3ヶ月を目安に継続的な投与を検討し、体調と検査結果を確認して次回の投与時期を判断します。症状が気になるからといって、自己判断で注射の間隔を短くすることは避けてください。
また、作用が長く続く薬であっても、治療中の体調変化を放置してよいわけではありません。気になる症状があれば、予約日を待たずにいつでもご相談ください。
副作用と治療における注意点
起こり得る副作用とリスク
セルノスデポでは、以下の副作用が起こる可能性があります。
- 多血症
- 肝機能障害・脂質代謝異常
- ニキビ・肌の脂っぽさ・男性型脱毛症(AGA)の進行
- 声の低音化・体毛の増加
- 精子形成の抑制による不妊
- 気分の浮き沈み・攻撃性の増加
- 注射部位の痛み・腫れ・硬結(しこり)
多血症は赤血球やヘモグロビンなどが増えた状態で、血栓症のリスクにつながるおそれがあります。
体調や気分に変化が生じた場合は、自己判断で様子を見続けず、速やかに医師へご相談ください。
当院で治療を受けられない方(禁忌事項)
当院では、以下に該当する方にはセルノスデポを投与できません。
- 前立腺がん・男性乳がんを指摘されたことがある方
- 近い将来にパートナーとの間に子どもを設ける予定がある方
- 多血症を指摘されたことがある方(健康診断で赤血球やヘモグロビンの高値を指摘された場合も含みます)
- 心臓病・腎臓病・肝臓病で治療中の方
- 本剤の成分(または植物油、大豆・ピーナッツ等)にアレルギーがある方
上記に該当しない場合でも、診察や血液検査の結果によっては治療を見合わせる場合があります。過去の病歴、服用中のお薬やサプリメント、薬剤アレルギーも合わせて必ずお伝えください。
治療開始前と3ヶ月に1回の採血が必要です
治療の効果と安全性を確認するため、開始前および3ヶ月に1回の血液検査を行います。費用は1回5,500円です。
治療前には男性ホルモンの状態や投与の可否を判断し、治療中は多血症や肝機能障害などが生じていないかを確認します。自覚症状がなくても検査で変化が見つかる場合があるため、「調子がよいから採血は不要」とは判断できません。
また、血液検査を受ければ副作用を完全に防げるわけではありません。検査結果と日々の体調の両方を確認し、安心して治療が続けられるようサポートさせていただきます。
セルノスデポの治療の流れ
WEBまたはお電話で診察をご予約ください。
意欲や疲労感、性機能の変化、生活習慣、これまでの治療を伺います。
これまでの症状から、投与の可否を判断します。
効果と限界、副作用、費用などを説明し、同意後に採血を行い、臀部へ筋肉注射を行います。
約3ヶ月を目安に診察と採血を行います。
治療後の経過と効果の確認
治療後は、「仕事の途中で休みたくなる回数」「趣味に取り組む気持ち」「性欲の変化」など、ご自身が困っていた場面を振り返ってみてください。効果の現れ方や時期は人によって異なり、注射直後に気力が高まるとは限りません。
診察では、こうした日常の変化と採血結果、副作用の有無をあわせて確認します。変化を感じられない場合も、我慢して注射を重ねるのではなく、そのままお伝えください。
原因や治療の適応を再検討し、継続・見直し・中止について医師と相談します。
セルノスデポの料金案内
| 内容 | 回数・時期 | 金額(税込) |
|---|---|---|
| セルノスデポ | 3ヶ月毎に1回 | 14,800円 |
| 血液検査 | 治療開始前と3ヶ月に1回 | 5,500円 |
採血は治療開始前と、その後3ヶ月に1回必要です。注射は約3ヶ月ごとの継続を目安としますが、実際の投与時期や治療回数は、症状と検査結果に応じて医師が判断します。
本治療は健康保険が適用されない自由診療で、費用は全額自己負担です。治療の内容と継続にかかる費用を確認し、ご納得いただいたうえで開始します。
よくあるご質問(FAQ)
Q:やる気が出ないだけでも相談できますか?
A: 「何となく元気が出ない」「以前の自分と違う気がする」といった段階でも気兼ねなくご相談ください。
うまく説明できなくても、日常の中で困っている場面や、以前と変わったと感じることを率直にお聞かせいただければ問題ありません。
ただし、やる気の低下だけで男性更年期障害や男性ホルモン不足と判断することはできません。診察にて状況を確認し、睡眠やストレス、持病、服薬の影響なども検討し適応を判断します。
Q:以前に別の注射で変化を感じなかった場合も対象ですか?
A: 過去に注射を受けた経験があっても、それだけでセルノスデポの適否が決まるわけではありません。
何の薬剤を、どのくらいの量・間隔で使用したか、治療前後の検査結果はどうだったかを確認します。
お薬の名前や検査結果がわかる資料があれば、ご持参ください。男性ホルモン不足が主な原因でない場合には、薬剤を替えても改善しない可能性があります。
Q:子どもを希望している場合も受けられますか?
A: 近い将来にパートナーとの間に子どもを設ける予定がある方には、当院では投与できません。
テストステロンを外から補うと、精子をつくる働きが抑えられ、不妊につながる可能性があるためです。治療を選ぶ段階で、ご自身とパートナーの今後の希望を含めて相談することを勧めています。
Q:筋トレの効果を高める目的で受けられますか?
A: 筋肉増量や運動能力の向上だけを目的とした投与はお受けできません。
筋トレを続けていても手応えが乏しいと感じる場合、まず運動量や休養、食事、体調などを確認することが大切です。
テストステロンは筋肉の維持に関わりますが、男性ホルモン補充療法は、健康な方の筋肉増量や運動能力の向上を目的とする治療ではありません。疲労感や性欲の低下など、ほかの変化もある場合は診察でお伝えください。
未承認医薬品に関する説明(自由診療について)
セルノスデポは、日本国内では医薬品医療機器等法に基づく承認を得ていない未承認医薬品です。この薬剤を用いた治療は自由診療で、健康保険の適用はありません。
また、本剤の投与によって重篤な副作用や健康被害が生じた場合も、国の医薬品副作用被害救済制度の対象にはなりません。治療を受ける前に、期待できる効果だけでなく、副作用や国内の承認状況についてもご確認ください。
なお、本薬剤は、当院医師の判断のもと、個人輸入または国内販売代理店経由で適法に入手しています。(※個人輸入された医薬品等の使用によるリスクに関する情報は、厚労省HPをご確認ください)
わからない点や不安がある場合は、説明を受け、十分にご理解・ご納得いただいたうえで治療をご検討ください。
また何かに夢中になりたい、その思いをお聞かせください

「仕事にも趣味にも、もう一度しっかり向き合いたい」「いろいろ試したのに、今の自分に何が必要かわからない」——そんなときは、一人で答えを探し続けず、今の状態をお聞かせください。
ご相談の際には、生活の中でどんなことに困り、どう過ごせるようになりたいのかも大切にお伺いします。笹塚駅前こたろ形成皮ふ科クリニックでは、診察にて状態を正しく確認し、男性ホルモン補充療法が適しているかを検討いたします。
男性更年期やテストステロン注射について相談したい方は、WEBまたはお電話でご予約ください。
- [1] Endocrine Society 診療ガイドライン 2018
[https://www.endocrine.org/clinical-practice-guidelines/testosterone-therapy](https://www.endocrine.org/clinical-practice-guidelines/testosterone-therapy) - [2] Endocrine Society 患者向け情報 Hypogonadism in Men
[https://www.endocrine.org/patient-engagement/endocrine-library/hypogonadism](https://www.endocrine.org/patient-engagement/endocrine-library/hypogonadism) - [3] Endocrine Society 声明 2026年7月16日
[https://www.endocrine.org/news-and-advocacy/news-room/2026/statement-on-testosterone-replacement-therapy](https://www.endocrine.org/news-and-advocacy/news-room/2026/statement-on-testosterone-replacement-therapy) - [4] NIDDK Erectile Dysfunction 症状と原因
[https://www.niddk.nih.gov/health-information/urologic-diseases/erectile-dysfunction/symptoms-causes](https://www.niddk.nih.gov/health-information/urologic-diseases/erectile-dysfunction/symptoms-causes)

